民主党代表選挙
民主党代表選挙(みんしゅとうだいひょうせんきょ)は、日本の民主党の代表(党首)を選出する選挙である。党代表選挙規則に基づいて行われている。
概説
代表候補者
代表候補者となることができる者は、所属する現職の国会議員のみであり、代表選挙の告示日に、20人以上25人以内の国会議員の推薦を要する(党代表選挙規則第7条)。
通常選挙
同職の任期は、2011年までは2年であったが、2012年から3年となった。任期満了による選挙については、9月に行われる。
選挙の詳細
ここでは代表選挙規則に定められている、本則の通常選挙(任期満了時選挙)について述べる。この形式で2002年9月代表選挙と2010年9月代表選挙が行われた。
代表選挙規則の定める選挙は、党所属の国会議員だけでなく、党所属の地方自治体議会議員、一般党員とサポーター(党友的な制度)により投票されるものである。従来、サポーターについては、国籍に関係なく投票権があったが、2012年より日本国籍を有する者に限定されることとなった[1]。
上記の集団ごとにそれぞれルールが異なり、最終的には獲得票がポイントとして加算され、勝敗が決せられる。
- 現職国会議員
- 1人1票、ただし1票が2ポイントに換算。
- 国政選挙の党公認予定候補者
- 党常任幹事会の発議、党両院議員総会の承認によって、現職議員でない党公認予定候補者に票を投じさせることができる(代表選挙規則4条2項)。2002年9月の選挙で行われた。2010年9月の選挙では行われなかった。1人1票。ただし現職と異なり、1票が1ポイントに換算。
- 党所属の地方自治体議員
- 党員およびサポーター
- 郵便投票で行う。党員およびサポーターは、住所地の存在する都道府県を単位として郵便投票を行い、各代表候補者の得票数に応じて当該都道府県に配分されたポイントをドント方式によって配分される。2011年までは衆議院の小選挙区制選挙区(300)に割り振られ、各小選挙区に1ポイント与えられ、小選挙区の最高得票者1名のみがそのポイントを獲得する方式であった(ウィナー・テークス・オール。勝者総取り方式)。
当選者はポイントを合計して、ポイント総数の過半数を得た者となる。過半数を得た者がいない場合は得票数の上位2名により決選投票が行われる。党所属国会議員と国政選挙の党公認予定候補者のみを有権者とする。得票数の多かった者を当選者とする。このとき、各人の持ち票は党所属国会議員が2票、国政選挙の党公認予定候補者が1票である。当選者は党大会もしくはこれに代わる両院議員総会での承認を経て民主党代表となる。
任期途中で代表が欠けた場合
「任期途中で代表が欠けた場合には、代表選挙規則にもとづく選挙によらず、両院議員総会において代表を選出することができる」(党規約11条7項前段)。つまり、上記のような党員およびサポーターも含めた投票と、両院議員総会のみによる選出のどちらかが選択される。
なお、任期途中で代表が欠けた場合、新代表の任期は、就任から3年目の9月末日までとなる。
両院議員総会による選出を行う場合、その具体的な詳細はあらかじめ規定されていない。そこで、常任幹事会で具体的なルールである「特例規則」を定め、両院議員総会での承認を経て実施している。総会はこのテーマでは否決はまずしないので、事実上、起案者である常任幹事会メンバーにより、状況に応じて選挙に関する規則等を自由に決めることが可能である[2]。例えば、両院議員総会の承認が得られれば、国政選挙の党公認予定候補者も党所属の国会議員に準じて一票を投じることができる。
これまでのところ、上記の場合は、両院議員総会において、党所属の現職国会議員による一人一票の投票を行い、選出されている。
無投票当選
立候補者が1人のみの場合は、投開票は行われず、党大会もしくは両院議員総会での承認をもって選挙と代えることができる(党規約11条6項)。
選挙結果
旧・民主党代表
| 投票日 | 投票結果 | 備考 |
|---|---|---|
| 1996年9月28日 | 菅直人 鳩山由紀夫 |
無投票当選 両人は共同代表 |
| 1997年9月16日 | 菅直人 | 無投票再選、鳩山は幹事長に就任 |
新・民主党代表
裏地が薄グリーンになっている項目は、任期満了時の改選を示す。白地は代表任期中途の辞任に伴う選出を示す。
| 回 | 理由 | 投票日 | 投票結果 | 選出方法 | 詳細 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| - | 任期満了 | 1998年4月27日 | 菅直人 | 無投票当選 | |||||
| 1 | 任期満了 | 1999年1月18日 | 菅直人 | 松沢成文 | 棄権・無効 | 所属国会議員と各都道府県連の代表者による投票 | |||
| 180票 | 51票 | 8票 | |||||||
| 2 | 任期満了 | 1999年9月25日 | 鳩山由紀夫 | 菅直人 | 横路孝弘 | 棄権・無効 | 所属国会議員と各都道府県連の代表者による投票 | ||
| 154票 | 109票 | 57票 | 1票 | ||||||
| 鳩山由紀夫 | 菅直人 | 決選投票 | |||||||
| 182票 | 130票 | ||||||||
| 3 | 任期満了 | 2000年9月9日 | 鳩山由紀夫 | 無投票再選 | |||||
| 4 | 任期満了 | 2002年9月23日 | 鳩山由紀夫 | 菅直人 | 野田佳彦 | 横路孝弘 | 所属国会議員・公認予定候補者・所属地方議員・党員・サポーター投票によるポイント制 | ||
| 294P | 221P | 182P | 119P | ||||||
| 鳩山由紀夫 | 菅直人 | 所属国会議員・公認予定候補者・各県代表によるポイント制決選投票 | |||||||
| 254P | 242P | ||||||||
| 5 | 代表辞任 | 2002年12月10日 | 菅直人 | 岡田克也 | 所属国会議員による投票 | ||||
| 104票 | 79票 | ||||||||
| 6 | 代表辞任 | 2004年5月18日 | 岡田克也 | 無投票当選 | |||||
| 7 | 任期満了 | 2004年9月13日 | 岡田克也 | 無投票再選 | |||||
| 8 | 代表辞任 | 2005年9月17日 | 前原誠司 | 菅直人 | 無効 | 所属国会議員による投票 | |||
| 96票 | 94票 | 2票 | |||||||
| 9 | 代表辞任 | 2006年4月7日 | 小沢一郎 | 菅直人 | 所属国会議員による投票 | 詳細 | |||
| 119票 | 72票 | ||||||||
| 10 | 任期満了 | 2006年9月12日 | 小沢一郎 | 無投票再選 | |||||
| 11 | 任期満了 | 2008年9月21日 | 小沢一郎 | 無投票再選 | |||||
| 12 | 代表辞任 | 2009年5月16日 | 鳩山由紀夫 | 岡田克也 | 無効 | 所属国会議員による投票 | 詳細 | ||
| 124票 | 95票 | 1票 | |||||||
| 13 | 代表辞任 | 2010年6月4日 | 菅直人 | 樽床伸二 | 無効 | 所属国会議員による投票 | 詳細 | ||
| 291票 | 129票 | 2票 | |||||||
| 14 | 任期満了 | 2010年9月14日 | 菅直人 | 小沢一郎 | 所属国会議員・所属地方議員・党員・サポーター投票によるポイント制 | 詳細 | |||
| 721P | 491P | ||||||||
| 15 | 代表辞任 | 2011年8月29日 | 海江田万里 | 野田佳彦 | 前原誠司 | 鹿野道彦 | 馬淵澄夫 | 所属国会議員による投票 | 詳細 |
| 143票 | 102票 | 74票 | 52票 | 24票 | |||||
| 野田佳彦 | 海江田万里 | 無効 | 決選投票 | ||||||
| 215票 | 177票 | 3票 | |||||||
脚注
関連項目
外部リンク
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