おのみち歴史博物館
広島県尾道市にある博物館
おのみち歴史博物館(おのみちれきしはくぶつかん)は、広島県尾道市にある、尾道の歴史に関する資料を扱った博物館。
おのみち歴史博物館 Onomichi Historical Museum[1] | |
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施設情報 | |
前身 |
尾道銀行本店 (広島銀行市役所前出張所) |
専門分野 | 歴史資料 |
管理運営 | 尾道市 |
開館 | 2005年4月29日 |
所在地 |
〒722-0045 広島県尾道市久保一丁目14-1 |
位置 | 北緯34度24分35.16秒 東経133度12分17.54秒 / 北緯34.4097667度 東経133.2048722度座標: 北緯34度24分35.16秒 東経133度12分17.54秒 / 北緯34.4097667度 東経133.2048722度 |
外部リンク | おのみち歴史博物館 |
プロジェクト:GLAM |
概要・沿革
編集元々この建物は1923年(大正12年)に建設された「尾道銀行本店」である。本店の所在地である久保町は、広島県の銀行発祥の地であり、他には県下初の国立銀行である第六十六国立銀行(のち第六十六銀行)や住友銀行の支店1号店(三井住友銀行尾道支店参照)[2]などが立地していたことから、大正時代から「銀行浜」と呼ばれた[3]。この店舗は、その後の銀行の統合により備南銀行本店(1930年~1945年)ついで藝備銀行尾道東支店(1945年~1950年)を経て、1950年以降は広島銀行尾道東支店として使用された[4][5]。その後、支店統廃合によって「市役所前出張所」となったが、2004年(平成16年)1月、尾道支店への統合によって店舗としては廃止された。これをきっかけにこの建物を保存しようとする動きが高まり、同年5月に尾道市の重要文化財に指定され、市と市教育委員会が広島銀行から建物を借り受け建設当時に近い状況に改装した上で、博物館として2005年(平成17年)4月29日に開館した。
形状は鉄筋コンクリート構造地上2階建で一部は木造、外観は煉瓦積み。延床面積476m2。吹き抜け状のエントランスホール、展示室、AVルームからなり、角に向かって建つ玄関の位置と長窓の形状は銀行時代そのままである。内部は銀行時代の名残であるカウンター や大扉の金庫、銀行券も保存されている。
主な収蔵品
編集所在地
編集広島県尾道市久保一丁目14-1(北緯34度24分35秒 東経133度12分17秒 / 北緯34.40972度 東経133.20472度)
交通
編集近隣施設
編集脚注
編集- ^ “おのみち歴史博物館(文化施設等優待施設)” (PDF). 公益財団法人ひろしま国際センター. 2017年1月16日閲覧。
- ^ 久保町時代の住友銀行尾道支店は木造モルタル平屋で、その後1938年、土堂1丁目に竣工したRC造3階建ての新店舗(2代目支店)に移転した。初代・2代目店舗ともに現存している。
- ^ 日本遺産 尾道市13「旧尾道銀行本店(おのみち歴史博物館)」(2019年1月閲覧)。
- ^ じゃらんカメラ「広島・尾道 / 旧尾道銀行本店(現・おのみち歴史博物館)」
- ^ 旧芸備銀行(広島銀行尾道東支店)(2019年1月閲覧)。
外部リンク
編集- 公式
- おのみち歴史博物館が開館(びんごトピックス 2005年5月10日号)
- 銀行図書館 銀行変遷史データベース「(株)尾道銀行」
- 備陽史探訪の会「備後南部の金融機関の設立と変遷について(尾道編)」