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かもい岳スキー場(かもいだけスキーじょう)は、北海道歌志内市歌神の神威岳に位置していたスキー場空知管内屈指の規模を誇った。

かもい岳国際スキー場
かもい岳国際スキー場イースト.JPG
かもい岳国際スキー場の位置(北海道内)
かもい岳国際スキー場
かもい岳国際スキー場
北海道における位置
所在地 北海道歌志内市
座標 北緯43度31分14.5秒
東経142度1分8.6秒
座標: 北緯43度31分14.5秒 東経142度1分8.6秒
標高 467 m / 216 m
(標高差) (251m)
コース数 10本
最長滑走距離 1,500m
最大傾斜 31
索道数 4 本
かもい岳スキー場西ゲレンデ全景

概要編集

1961年に市営のスキー場として開設[1]。東西に分かれる2つのゲレンデには合わせて8本のコースと4本の索道が設置されており[1]、初級者から上級者まで楽しめる。最高所標高は467m、最低所標高は216m、標高差は251m、最大滑走距離は4,000m、最大傾斜は31°となっている。山麓には、かもい岳温泉が立地しているほか、道道1027号砂川歌志内線が走っている。

岡部哲也川端絵美が出場した「サロモンカップかもい岳ジュニアスキー大会」をはじめとして[2]アルペン競技大会も盛んに行われ[3]、1981年に創設されたスキースクール「かもい岳レーシングチーム」は清澤恵美子平昌オリンピックに出場した石井智也らを輩出した[4][5][2]

施設は歌志内市が所有・管理しており[6]、かもい岳レーシングチームやスキー場内でのスキー用品販売を手掛けていたプラッサが2007年より山麓の「ホテルかもい岳温泉」と合わせて指定管理者として運営していた[1][7][8]。指定管理制の導入以降は「かもい岳国際スキー場」から「かもい岳スキー場」に名称を変更。

その後少子高齢化や人口減により2008年の売上高2億1600万円・利用者数62万7千人から営業停止前の数年は売上高1億円前後・2017年度利用者は32万4千人に低迷[1][7][3]、市の財政難で指定管理費が無料だったこともあり経営難に陥る[3]

2019年の契約更新に際し歌志内市が2019年度から3年間で1800万円の指定管理料を支払う契約案を提示したものの[1][8]、数億円規模となるリフト更新費用の財政負担が重いとして[3]、2022年度以降の管理料支払いに難色を示しプラッサは中長期的な運営が見通せないとして契約を結ばず他からの応募もなかったため2018年度をもって営業休止予定となり[1]、その後プラッサが札幌地方裁判所滝川支部へ破産手続き申立てを行い2月28日に営業を停止した[7][9]

沿革編集

  • 1933年 - 神威岳山頂に初代ヒュッテ完成。(1935年1月15日焼失)[10]
  • 1959年 - スキー場開発着手[11]
  • 1961年1月 - 二代目山頂ヒュッテ完成。(1980年2月廃止)[10]
  • 1961年12月 - 市営神威岳スキー場として開業、スキートー完成[12]
  • 1975年10月 - 第2リフト完成[12]
  • 1980年12月 - 第3リフト完成[12]
  • 1981年 - スキーチーム「かもい岳レーシングチーム」発足[2]
  • 1988年11月 - センターハウス完成[12]
  • 1989年11月 - Tバー・ペアリフト完成[12]
  • 1996年12月 - 西ゲレンデ完成[12]
  • 2007年12月 - プラッサが指定管理者となる[12]
  • 2019年2月 - プラッサ破産に伴い営業停止[7]

施設編集

東ゲレンデ
  • 第1ゲレンデ/大会コース(1400m・平均傾斜17度 上級者向け)
  • 第2ゲレンデ(1500m・平均傾斜16度 中級者向け)
  • トレーニングバーン(1400m・平均傾斜25度 上級者向け)
  • バンビコース(600m・平均傾斜12度 初級者向け)
  • 林道コース(滑走距離4000m・平均傾斜7度 初級者向け)
西ゲレンデ
  • Aコース(766m・平均傾斜16度 上級者向け)
  • Bコース(693m・平均傾斜14度 中級者向け)
  • Cコース(794m・平均傾斜14度 上級者向け)
  • Dコース(1300m・平均傾斜11度 初級者向け)
設備
ペアリフト3基(東ゲレンデ2基・西ゲレンデ1基)、Tバーリフト1基(東ゲレンデ)
  • センターハウス(東ゲレンデ)
    • 1階:レーシングショップ
    • 2階:休憩所・食堂「キャンピングスペース」
    • 3階:フリースペース「サンモリッツ」(旧レストラン)
    • 4階:ミーティングルーム
    • ミーティングルーム
  • 西ロッジ・アイガー
    • 休憩所「キャンピングスペース」
  • 駐車場(合計550台)
  • スタートハウス・展望台(山頂東側)
  • ゴールハウス(東ゲレンデ)

アクセス編集

  • 鉄道
JR 函館本線 砂川駅から約10km。タクシーで約20分または北海道中央バス利用で約50分
  • 自動車
道央自動車道奈井江砂川ICより道道114号1027号 約21km

脚注編集

  1. ^ a b c d e f かもい岳スキー場休止へ 本年度限り 指定管理者決まらず - 北海道新聞 2019年2月21日朝刊
  2. ^ a b c 特集 ジュニアスキー選手を育てる 歌志内 - カムイミンタラ1990年3月号(りんゆう観光
  3. ^ a b c d スキー場明暗 外国客増 リゾート活況/かさむ維持費 中小苦境 - 北海道新聞2019年2月28日朝刊33面
  4. ^ ラスト・シーズン!アルペンスキー人生の集大成。清澤恵美子 - ハフポスト
  5. ^ 石井智也が拓いた日本アルペンスキーの可能性 - 伊藤龍治のもっといい汗いい話(北海道新聞)
  6. ^ 歌志内市スキー場条例”. 歌志内市. 2014年11月18日閲覧。
  7. ^ a b c d かもい岳スキー場 管理者が破産申請 - 北海道新聞2019年3月1日朝刊31面
  8. ^ a b 歌志内・かもい岳スキー場を救え! - 伊藤龍治のもっといい汗いい話(北海道新聞)
  9. ^ かもい岳スキー場“破産” 運営会社が破産手続き開始申し立て 北海道歌志内市(HBCニュース)” (日本語). Yahoo!ニュース(Archive.is). 2019年5月8日閲覧。
  10. ^ a b 新歌志内市史 第10編生活・文化 第3章スポーツ活動 かもい岳ヒュッテ 1834-1835P
  11. ^ 新歌志内市史 第10編生活・文化 第3章スポーツ活動 かもい岳スキー場 1848P
  12. ^ a b c d e f g うたしない 資料編(平成25年4月発行) - 歌志内市

関連項目編集

外部リンク編集