まんがタイムきららミラク

芳文社が発行していた日本の4コマ漫画雑誌

まんがタイムきららミラク』(まんがタイムきららMiracle!)は、2011年3月から2017年10月まで発刊されていた芳文社発行の4コマ漫画専門雑誌である。vol.5まで『まんがタイムきらら』増刊扱いとして原則として奇数月16日に発売され、2012年3月号(同年1月16日発売)より独立創刊して毎月16日に発売されていた。B5判、平綴じである。

まんがタイムきららミラク
Manga Time KIRARA Miracle!
ジャンル 4コマ漫画
読者対象 10代後半 - 30代男性[1]
刊行頻度 隔月刊(奇数月16日発売、vol.5まで)
月刊(毎月16日発売、2012年3月号より)
発売国 日本の旗 日本
言語 日本語
出版社 芳文社
編集部名 まんがタイムきららミラク編集部
発行人 東敬彰
編集人 小林宏之
雑誌名コード 18377
刊行期間 2011年3月16日(2011年5月号) - 2017年10月16日(2017年12月号)
発行部数 公称5万部(2016年日本雑誌協会[2]調べ)
レーベル まんがタイムKRコミックス
姉妹誌 まんがタイムきらら
まんがタイムきららキャラット
まんがタイムきららMAX
まんがタイムきららフォワード
ウェブサイト まんがタイムきららミラク
特記事項 vol.5までまんがタイムきらら増刊扱い
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概要

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まんがタイムきらら』、『まんがタイムきららキャラット』、『まんがタイムきららMAX』、『まんがタイムきららフォワード』に続く5番目、4コマ漫画誌としては4番目の『きらら』系雑誌として2011年3月に創刊された。創刊時のキャッチフレーズは「もっと自由に4コマを」など[注 1]。また、vol.1からvol.3までは表紙に「ドキドキ☆ビジュアル進化型」との表記もあった。

他のきらら系雑誌では女子学生の日常を描いた作品が主流だが、本誌ではそれに限らず、多様な世界観に基づいた作品を集めている。また、「女の子の可愛さ」にこだわり、ビジュアル性の高い誌面を目指していくという[3]

創刊に当たって、他のきらら系雑誌の時と違い、起用された作家のほぼ全員が漫画初挑戦の新人で占められており[3]、作品も1話あたり10ページから12ページが中心と、ストーリー漫画を主体とした『フォワード』を除く他の姉妹誌(6ページから8ページが中心)よりもボリュームを持たせている。なお、漫画に使用されている活字は『まんがタイム』系列の他誌に先駆けすべてDTP化されており、使用されるフォントは異なっている。

他の姉妹誌と異なり専門のWebサイトを持っており、そこでは連載作品の第1話が試し読みができたりアンケートページがあるなど、オリジナリティを持たせている。

2017年10月16日に同日発売の12月号をもって休刊することが発表された[4][5]。一部の作品は姉妹誌やWeb媒体に移籍し連載が継続される[6]

歴史

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他誌増刊時代

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通巻号数はvol.1 - 5まで刊行。

独立創刊以降

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  • 2012年1月16日 - 『まんがタイムきららミラク』2012年3月号で独立創刊。通巻号数もNo,001となる。
  • 2017年10月16日 - 2017年12月号をもって休刊。通巻70号。

メディアミックス

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アニメ化作品

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作品 放送年月 アニメーション制作 備考
桜Trick 2014年1月 - 3月 スタジオディーン
幸腹グラフィティ 2015年1月 - 3月 シャフト
城下町のダンデライオン 2015年7月 - 9月 プロダクションアイムズ
うらら迷路帖 2017年1月 - 3月 J.C.STAFF
mono 2025年 - ソワネ[7] [注 2]

ゲーム化作品

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休刊まで、本誌掲載作品の単独でのゲーム化はなかった。

きらら系作品のスマートフォン向けクロスオーバーゲーム作品として、『きららファンタジア』が2017年12月11日に配信開始され、本誌に連載された作品からは『うらら迷路帖』『桜Trick』『幸腹グラフィティ』が参加している。

舞台化作品

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  • 城下町のダンデライオン(上演年:2016年8月、制作:VACAR ENTERTAINMENT)

休刊時点の主な連載作品

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(連載期間の長い順 / タイトル五十音順<増刊誌時代含む>)

  • 城下町のダンデライオン春日歩、2012年4月号・6月号ゲスト、8月号 - )※『まんがタイムきらら』に移籍[5]
  • うらら迷路帖はりかも、2014年6月号 - )※『まんがタイムきらら』に移籍[5]
  • 魔王城のお姫様(上下、2016年4月号 - )※『きららベース』・「まんがタイムきららミラクweb」に移籍[5]
  • お願い!ロイヤルニート(ちろり、2016年9月号 - 2017年12月号)
  • 広がる地図とホウキ星(描く調子、2016年9月号・10月号・12月号ゲスト、2017年1月号 - )※『きららベース』・「まんがタイムきららミラクweb」に移籍[5]
  • ななつ神オンリー!(うちのまいこ、2016年10月号 - 12月号ゲスト、2017年1月号 - 12月号)
  • monoあfろ、2017年5月号ゲスト、7月号 - )※『まんがタイムきららキャラット』に移籍[5]
  • がんくつ荘の不夜城さん(鴻巣覚、2017年6月号ゲスト、9月号 - )※『まんがタイムきらら』に移籍[5]
  • となり暮らしのねこめがね(まえじま、2017年6月号 - 8月号ゲスト、9月号 - 12月号)
  • まちとびカルテット(市倉とかげ、2017年5月号 - 7月号ゲスト、9月号 - 12月号)
  • また教室で(吉北ぽぷり、2017年6月号 - 8月号ゲスト、9月号 - )※『きららベース』・「まんがタイムきららミラクweb」に移籍[5]

休刊時点で休載中の作品

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(連載開始号の古い順 / タイトル五十音順)

  • 純粋欲求系リビどる (眉毛、vol.1 - 2012年12月号掲載の後、休載中)
  • メラン・コリー(西瓜割、vol.1 - 2012年10月号掲載の後、休載中)
  • リリィ (小波ちま、vol.1 - 2014年1月号掲載の後、休載中)※奇数月号隔月掲載
  • tune!(ろさ、vol.3 - vol.4 掲載の後、休載中)
  • 寄り道ファミリ(タダタグ、2012年10月号 - 12月号ゲスト、2013年1月号 - 2014年5月号掲載の後、休載中)
  • あすみが丘SPS!(奄美あまゆ、2013年10月号 - 2014年1月号掲載の後、休載中)
  • プらモぶ☆(九韻寺51号、2013年12月号 - 2014年2月号掲載の後、休載中)※まんがタイムきららカリノより移籍

連載が終了した主な作品

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(連載開始号の古い順)太字は『COMIC FUZ』にて配信している。

  • おきまりラブ(teti、vol.1 - 2012年9月号)(奇数月号隔月掲載)
  • 月曜日の空飛ぶオレンジ。あfろ、vol.1 - 2013年7月号)
  • 福33三色パンチ(にき、vol.1 - 2012年10月号)(奇数月号隔月掲載)
  • Seed(双三ヒロ、vol.1 - 2013年2月号)(偶数月号隔月掲載)
  • Lisa Step!(奄美あまゆ、vol.1 - 2013年8月号)
  • 夜森の国のソラニ(はりかも、vol.1 - 2014年1月号)
  • Good night! Angel(柊ゆたか、vol.1 - 2014年2月号)
  • スイート マジック シンドローム(CUTEG、vol.1 - 2015年2月号)
  • きしとおひめさま[注 3](パイン、vol.1 - 2015年6月号)※2013年6月号以降偶数月号隔月掲載
  • 桜Trickタチ、vol.1 - 2017年10月号・COMIC FUZでは金曜枠)
  • となりの魔法少女(七葉なば、vol.3 - 2014年11月号)※奇数月号隔月掲載
  • くじらジュブナイル(群青ピズ、2012年3月号(独立創刊号) - 2013年11月号)
  • 幸腹グラフィティ川井マコト、2012年3月号 - 2016年11月号[9]・COMIC FUZでは水曜枠)
  • TEI OH-!(庄司二号、2012年3月号 - 5月号ゲスト、6月号 - 2013年12月号)
  • シロクマと不明局(あfろ、2013年8月号 - 2015年5月号)
  • 青春過剰Sisters(ぼるぴっか、2013年10月号 - 2015年5月号)
  • アンネッタの散歩道(清瀬赤目、2013年10月号 - 12月号ゲスト、2014年1月号 - 2016年2月号)
  • ゆずりはコーポレーション(しんと、2013年10月号、2014年1月号 - 2月号ゲスト、3月号 - 2015年7月号)
  • ハルソラ行進曲(そと、2014年2月号 - 4月号ゲスト、5月号 - 2015年9月号)
  • 箱庭ひなたぼっこ(ちろり、2014年8月号 - 2016年1月号)
  • リメインズ・JC(クマノイ、2014年6月号 - 8月号ゲスト、9月号 - 2016年2月号)
  • ミソニノミコト(PAPA、2014年9月号 - 2016年6月号)
  • 202号室の×××ちゃん(小守ゆきち、2014年11月号 - 2015年8月号)
  • ビビッド・モンスターズ・クロニクル(キキ、2014年12月号 - 2015年2月号ゲスト、3月号 - 2017年10月号)
  • やさしい新説死霊術(鴻巣覚、2015年6月号 - 8月号ゲスト、9月号 - 2016年11月号[9]
  • ハートオブtheガール(奥たまむし、2015年6月号 - 8月号ゲスト、9月号 - 2016年11月号[9]
  • 音無さんは破壊神!(ちゅー太、2015年7月号 - 9月号ゲスト、10月号 - 2017年2月号)
  • 全裸.zip(みやこ、2016年2月号 - 8月号) ※『きららベース』に移籍
  • カラフル・マキアート!-魔法少女は戦わない。-(飴色みそ、2015年11月号 - 2016年1月号ゲスト、2月号 - 2017年4月号)
  • ラストピア(そと、2016年2月号 - 2017年10月号)
  • あじさい*プラネット(知梨、2015年12月号 - 2016年2月号ゲスト、3月号 - 2017年8月号)
  • しましまライオン(はなこ、2016年1月号 - 3月号ゲスト、4月号 - 2017年11月号)※『まんがタイムきららキャラット』2015年8月号にゲスト掲載。
  • 小学生もゆるくない。(村上メイシ、2016年5月号 - 2017年9月号)

表紙の変遷

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表紙イラストを担当していた作家・作品と、その担当していた期間を記す。

  1. 小波ちま - 『リリィ』(vol.1 - vol.3、2012年3月号・7月号)
  2. 柊ゆたか - 『Good night! Angel』(vol.4、2012年4月号・9月号、2013年4月号・6月号)
  3. はりかも - 『夜森の国のソラニ』(vol.5、2012年6月号・10月号・2013年2月号・7月号)
  4. 眉毛 - 『純粋欲求系リビどる』(2012年5月号・8月号)
  5. CUTEG - 『スイート マジック シンドローム』(2012年11月号 - 12月号、2013年5月号)
  6. 川井マコト - 『幸腹グラフィティ』(2013年1月号・3月号、2014年8月号 - 12月号、2015年2月号 - 5月号、2016年2月号、11月号)
  7. タチ - 『桜Trick』(2013年8月号 - 2014年7月号、2015年12月号、2016年1月号、4月号、12月号、2017年10月号)
  8. 春日歩 - 『城下町のダンデライオン』(2015年1月号、6月号 - 11月号、2016年3月号)
  9. はりかも - 『うらら迷路帖』(2016年5月号 - 10月号、2017年1月号 - 9月号、11月号、12月号)

脚注

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注釈

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  1. ^ 本誌の題字の下に「FreeStyle 4komagazine」の記載あり。
  2. ^ 『まんがタイムきららキャラット』移籍後にアニメ化。
  3. ^ ポータルサイトあり[8]

出典

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  1. ^ 『雑誌新聞総かたろぐ』(2017年版)メディアリサーチセンター、2017年5月25日、283頁。ISBN 978-4-89554-047-6ISSN 03877000 
  2. ^ 『マガジンデータ2017』、日本雑誌協会、2016年12月、37頁。 
  3. ^ a b “高ビジュアルな新増刊「まんがタイムきららミラク」誕生”. コミックナタリー. (2011年2月19日). https://natalie.mu/comic/news/45205 2011年10月11日閲覧。 
  4. ^ 休刊のご案内
  5. ^ a b c d e f g h まんがタイムきららミラク休刊「ダンデライオン」「うらら」など7作品は移籍”. コミックナタリー (2017年10月16日). 2017年10月16日閲覧。
  6. ^ 連載作品が引っ越します!
  7. ^ 「ゆるキャン△」のあfろがシネフォト部の女子高生描く「mono」TVアニメ化”. コミックナタリー (2024年3月22日). 2024年4月16日閲覧。
  8. ^ 「きしとおひめさま」公式サイト
  9. ^ a b c “「幸腹グラフィティ」完、アニメ化された女子中学生のぽかぽかお食事4コマ”. コミックナタリー. (2016年9月16日). https://natalie.mu/comic/news/202143 2016年9月16日閲覧。 

関連項目

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外部リンク

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