ゆら (輸送艦)

海上自衛隊の輸送艦

ゆらローマ字JS Yura, LSU-4171)は、海上自衛隊輸送艦ゆら型輸送艦の1番艦。艦名は愛媛県西部の由良半島に由来する。日本の艦艇としては長良型軽巡洋艦由良」に続いて2代目。

ゆら
基本情報
建造所 佐世保重工業
運用者  海上自衛隊
艦種 輸送艦
級名 ゆら型
艦歴
計画 昭和54年度計画
発注 1979年
起工 1980年4月23日
進水 1980年10月15日
就役 1981年3月27日
除籍 2013年4月12日
その後 2014年5月22日、解体処分のため洞海湾に向け呉を出港する。
要目
排水量 基準 590トン
満載 710トン
全長 58.0m
最大幅 9.5m
深さ 5.0m
吃水 1.7m
機関 富士ディーゼル6L27.5XF × 2基
出力 3,000PS
推進器 スクリュープロペラ × 2軸
速力 最大速 12ノット
乗員 30名
兵装 JM61-M 20mm機銃 × 1基
レーダー OPS-9 対水上
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艦歴

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「ゆら」は、昭和54年度計画輸送艦4171号艦として、佐世保重工業で1980年4月23日に起工され、1980年10月15日に進水、1981年3月27日に就役し、呉地方隊に編入された。 晩年は各地の港湾へ入港する艦艇のための防舷物の輸送や防災訓練への参加に従事した。 また定期的に呉市倉橋島の桂浜海水浴場において離着岸訓練を行い同時に地域交流をかねて海岸清掃を行っていた。

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震による東日本大震災に対し、災害派遣される。

2013年4月12日、除籍。

参考文献

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  • 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
  • 世界の艦船 増刊第66集 海上自衛隊全艦艇史』(海人社、2004年)

関連項目

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