ゆり2号a
(No Image)
ゆり2号a
所属 NASDA
主製造業者 東芝
NSSDC-ID 1984-005A
NORAD No. 14659
近地点 188 km
遠地点 36,039 km
軌道傾斜角 28.4 度
軌道周期 636 分
打上げ 1984年1月23日
運用停止 1989年4月
質量 350 kg
Web NASDA
物理的特徴
直径 1.30 m
高さ 3.00 m
ミッション機器
放送用中継器(出力各100ワット、他に予備用TWTA1式)2チャンネル
放送用アンテナ1基

ゆり2号a(略称BS-2a)は、宇宙開発事業団 (NASDA) が打ち上げた静止放送衛星である。

打ち上げ 編集

1984年(昭和59年)1月23日にN-IIロケット5号機で種子島宇宙センターから打ち上げられた。

目的 編集

テレビ放送での難視聴地域の解消及び、衛星テレビ放送や放送衛星に関する技術の開発を目的とした。

特徴 編集

軌道 編集

静止衛星軌道/静止位置 東経110度

トラブル 編集

打ち上げ直後、放送を送出する太陽電池の一部が故障する不具合が見つかり、1984年5月試験放送(当初は山間部・離島を中心にした難視聴対策のための放送)を開始する予定だった日本放送協会(NHK)の衛星放送は当初計画していた2チャンネルでの放送を次のとおりに変更して対応した。

  • 実際の放送
    • BS-15ch NHK衛星第1テレビジョン(総合・教育の混合編成中心)
当初の計画から衛星第1テレビのチャンネル番号が変更され、衛星第2テレビの開局は見送られた。その後1986年打ち上げのゆり2号bにより衛星第2テレビが当初衛星第1テレビで使用される予定だったBS-11chを使い放送を開始した。

関連項目 編集

外部リンク 編集