わたしのファルコン』は、夏見正隆架空戦記小説。1995年から1996年にかけて朝日ソノラマから全5巻が刊行されている。『レヴァイアサン戦記』の姉妹編にあたり同時期に執筆されたもので、『レヴァイアサン戦記』の2年後の世界を舞台にしている。

わたしのファルコン
ジャンル 架空戦記ディストピア
小説
著者 夏見正隆
イラスト 中嶋敦子朝日ソノラマ版)
大藤玲一郎(朝日ノベルズ版)
出版社 朝日新聞社
レーベル 朝日ソノラマ
朝日ノベルズ
刊行期間 1995年 - 1996年(朝日ソノラマ版)
2010年(朝日ノベルズ版)
巻数 全5巻(朝日ソノラマ版)
全3巻(朝日ノベルズ版)
テンプレート - ノート

2010年に朝日ノベルズより加筆・訂正された新装版全3巻が発売された後、2011年には朝日新聞出版より続編『スプラッシュ・ワン! わたしのファルコン』が発売された。

あらすじ 編集

怪獣レヴァイアサン襲来より2年後、東日本共和国は独裁者を追放して民主的な選挙が実施されるまでになっていた。西日本帝国では森高美月が操縦する戦闘機を見た女性2人がパイロットになることを決意する。そのころ東日本共和国を脱出したネオ・ソヴィエトは、シベリア奥地に眠る宇宙からの落下物を発掘して世界征服を再び企んでいた。

登場人物 編集

水無月忍
元歌手。本来は採用されるはずがなかったが、葉狩真一が究極戦機がかけた封印が原因で唯一のパイロットになる。
睦月里緒菜
憧れていたスチュワーデスの就職が取り消されたため、海軍のパイロットになる。
森高美月
西日本帝国海軍戦艦大和シーハリアーFAR.2パイロット。元究極戦機のパイロットで水無月忍の教官。作中ではF-16ファイティングファルコンを操縦している。
山多田大三
東日本共和国のかつての独裁者。現在ではネオ・ソヴィエトの指導者。相変わらずの暴君で世界征服をあきらめていない。
加藤田要
山多田の腹心。
木谷信一郎
西日本帝国内閣総理大臣
峰剛之介 
西日本帝統合幕僚議長。
葉狩真一
海軍の研究所で働いている天才学者。女性にもてないことに絶望して失踪する際、究極戦機に封印をかけたことで水無月忍の運命を変えた。
愛月有理砂
西日本帝国海軍中尉。空母「赤城」搭載のF/A-18Jパイロット。
水無月美帆
人気アイドル。忍の姉。

作品リスト 編集

朝日ソノラマ版
朝日ノベルズ版

関連項目 編集