アイル・ゴー・クレイジー・イフ・アイ・ドント・ゴー・クレイジー・トゥナイト

アイル・ゴー・クレイジー・イフ・アイ・ドント・ゴー・クレイジー・トゥナイト」(I'll Go Crazy If I Don't Go Crazy Tonight)は、U22009年に発表した『ノー・ライン・オン・ザ・ホライゾン』に収録されている曲で、シングルリリースされた。

アイル・ゴー・クレイジー・イフ・アイ・ドント・ゴー・クレイジー・トゥナイト
U2シングル
初出アルバム『ノー・ライン・オン・ザ・ホライゾン
リリース
ジャンル ロック
時間
レーベル インタースコープ・レコードマーキュリー・レコード
作詞・作曲 ボノ
作曲 U2
プロデュース スティーヴ・リリーホワイトウィル・アイ・アム
チャート最高順位
全英32位
U2 シングル 年表
マグニフィセント
(2009年)
アイル・ゴー・クレイジー・イフ・アイ・ドント・ゴー・クレイジー・トゥナイト
(2009年)
アイ・ウィル・フォロー (live from Glastonbury)
(2011年)
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概要 編集

ボノが「このアルバムの『Beautiful Day』だ」というように、アルバム収録曲で唯一ポップセンスに溢れる曲である。イーノが作った「Diorama」というデモが元で、リリーホワイトの力を借りて手を加えた。[1]The Black Eyed Peasウィル・アイ・アムがデモの段階から関わっており、キーボードで参加している。

僕は、最近、プロダクションに関しては、ロックよりもR&Bやヒップホップのほうが革新的だと常常考えていたんだ。だから僕たちも試してみた。willは本当に素晴らしい。彼は数時間で「Crazy Tonight」のデモを何曲か作ったんだ。僕たちとは違った感覚の持ち主で、彼からは多くを学んだ。特にリズム感が素晴らしんだ(エッジ)[2]

歌詞はバラク・オバマの大統領選挙キャンペーンに影響を受けたもので、「Every generation has a chance to change the world/ Pity the nation that won't listen to you, boys and girls(どの世代にも世界を変えるチャンスはある/男の子や女の子の声に耳を傾けない国家は気の毒だ)」という歌詞について、ボノは「この歌詞は次の『僕たちは一番素敵なメロディを聴いたことがない』に繋がっているんだ。これはいいアイデアだ。僕たちが抱えている問題の解決方法は、若い世代によって発見されなければならないんだけれど、しばし新しいアイデアというものは耳を傾けられることがない。この歌詞は陽気で、ついでにいうと、とにかく不真面目だ。このレコードは茶目っ気に溢れているんだよ」と述べている。また歌詞全体については「Tシャツのスローガンのようだ」とも述べている。[2]

アルバム収録曲のうち、プロデューサーにイーノもラノワもクレジットされていないのは、「Breathe」とこの曲の2曲のみである。

ライブでは「Redanka's Kick the Darkness Mix」というクラブミュージックヴァージョンで演奏された。[3]

2010年のグラミー賞Best Rock Performance by a Duo / Group with VocalsとBest Rock Songにノミネートされたが授賞は逃した。

PV 編集

Animated 編集

  • 監督:デヴィッド・オライリー
  • プロデューサー:クレア・プラスコー
  • ロケ地:Lumiere Studios Ltd(ロンドン)
  • 撮影日:2009年6月8日
  • リリース日:2009年7月21日

PVの内容は無意味な人生を送っているキャラクターたちが、今夜クレイジーにならなければ、クレイジーになれる(I'll Go Crazy If I Don't Go Crazy Tonight)ことに気づいて、自分の人生を変えようと決意するというもの。

Live 編集

  • 監督:アレックス・カーツ
  • プロデューサー:マラキー・マカネニ
  • ロケ地:カンプノウ(バルセロナ)
  • 撮影日:2009年7月2日
  • リリース日:2009年7月27日

リミックス 編集

  • Fish Out Of Water Remix (2009)

by Declan Gaffney, Matt Paul (「I'll Go Crazy If I Don't Go Crazy Tonight」収録)

  • Dirty South Full Remix (2009)

by Dirty South  (「I'll Go Crazy If I Don't Go Crazy Tonight」 収録)

  • Redanka's 'Kick The Darkness' Vocal Version (2009)

by Redanka (「I'll Go Crazy If I Don't Go Crazy Tonight」 収録)

  • Redanka's 'Sparks Of Light' Dub Version (2009)

by Redanka  (「I'll Go Crazy If I Don't Go Crazy Tonight」 収録)

  • Redanka's 'Kick The Darkness' Instrumental Version) (2009)

by Redanka (「I'll Go Crazy If I Don't Go Crazy Tonight」収録)

  • Live U2360 Remix (2010)

by Dirty South, Redanka (『Artificial Horizon』収録)

オマージュ 編集

ウィル・アイ・アムはジミー・アイオヴォンの勧めで、この曲に触発されて、「I Gotta Feeling」という曲をリリースし、世界中で大ヒットさせ、グラミー賞最優秀ポップ・パフォーマンス賞デュオ/グループを授賞した。[2]

脚注 編集

  1. ^ u2songs | Diorama |”. www.u2songs.com. 2024年4月5日閲覧。
  2. ^ a b c [1]
  3. ^ Axver, Matthias Muehlbradt, Andre. “U2 I'll Go Crazy If I Don't Go Crazy Tonight - U2 on tour”. U2gigs.com. 2024年4月5日閲覧。