有限会社アイ・ジャパンは、植物エキスの抽出・調合・加工をおこなう、岐阜県可児市の原料メーカーである[1]

有限会社アイ・ジャパン
種類 特例有限会社
本社所在地 日本の旗 日本
509-0201
岐阜県可児市川合294-1
設立 2002年2月25日
業種 化学
法人番号 3200002017812 ウィキデータを編集
事業内容 植物抽出液・消臭液・除菌液製造
亜臨界抽出装置製造
植物抽出液入りPPペレット製造
代表者 代表取締役 堀江茂幸
資本金 300万円
外部リンク https://i-japan.org/
テンプレートを表示

本社は岐阜県可児市。

沿革

編集

1989年創業、2002年設立。代表は堀江茂幸。

間伐材の有効利用

編集

アイ・ジャパンの植物エキスは、日本の杉・檜などの間伐材を有効利用して作られる。いわゆる丸太ではなく、「」を利用していることが特徴である。(通常、枝葉は丸太を作る際に削ぎ落とされ、山間に放置される)

植物エキスの特徴

編集

山林から集めた杉・檜の枝葉は、そのままでは水分を含んで扱いづらいため、乾燥させる。その後、粉砕機で枝葉を細かくしてから、抽出釜に入れる。これを独自製法で抽出し、植物エキスが作られる。

抽出方法の特徴

編集

植物を燃焼させないため、CO2が発生しない。また、ベンゾピレンなどの発がん性物質や、ダイオキシンが発生しない。

精油成分が溶け込む

編集

アイ・ジャパンの植物エキスの最大の特徴は「精油成分が溶け込んでいる」点である(通常、精油は水に溶けないため、溶剤としてエタノールや界面活性剤を使用する)。また、水溶性なので、他の溶剤と合わせやすいのが特徴である。

精油成分が溶け込んでいるため、透明ではなく、淡い乳白色の液体となる。(画像参照)

 
杉エキスの抽出風景。精油が溶け込んでいるため白濁している。

フィトンチッド成分を含む

編集

植物の中には、消臭・殺菌・防虫成分などが含まれている。植物の殺菌効果といえば、旧ソ連時代、レニングラード大学の発生学教授「B・P・トーキン」氏が発見した、フィトンチッド現象が有名である。

植物エキスには、フィトンチッドと呼ばれる植物成分(テルペン類など)が含まれている。

植物エキスの用途

編集

植物に含まれる精油成分には、「消臭・除菌・防虫・防カビ・防腐・抗ウイルス・リラックス(森林浴)・抗炎症」など、さまざまな効果が確認されている。植物エキスにも同様の効果があり、病院や工場、オフィスや飲食店など幅広く使われている。

関連項目

編集

外部リンク

編集

出典

編集
  1. ^ https://jgoodtech.smrj.go.jp/ja/web/page/corp/-/info/JC0000000035282/appeal/jpn?get-similar-corp-id=JC0000000035282&fromfunc=P023