アウトシュタット: Autostadt)は、ドイツヴォルフスブルクフォルクスワーゲン本社敷地内にある自動車博物館遊園地である。

アウトシュタット
Autostadt
自動車サイロ。顧客はサイロから降りてくる新車と対面する納車式を行う
施設情報
正式名称 Autostadt
専門分野 自動車
開館 2000年6月
所在地 ドイツの旗 ドイツヴォルフスブルク
位置 北緯52度25分52秒 東経10度47分31秒 / 北緯52.43111度 東経10.79194度 / 52.43111; 10.79194座標: 北緯52度25分52秒 東経10度47分31秒 / 北緯52.43111度 東経10.79194度 / 52.43111; 10.79194
外部リンク 公式ウェブサイト
プロジェクト:GLAM
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概要 編集

アウトシュタットは2000年6月1日に同年に開催されたハノーファー万博に合わせて開業。工場見学や新車引取りのために訪れた人々を楽しませるためのテーマパークであり、緑豊かな敷地の中に、ポルシェアウディフォルクスワーゲンシュコダランボルギーニなどフォルクスワーゲングループ各社のパビリオンとして建てられた現代建築が点在している。パビリオンでは各社が現在販売している全車種の展示も行われている。

「コンツェルンフォーラム」という博物館では、自動車の仕組みや環境対策を知るための展示、カーデザインを体験する展示、映画上映なども行われる。「コテージ」では、19世紀以来の世界各国の希少な名車が展示されている。屋外にも、自動車を試乗できるオフロードコースや、子供が電気自動車を運転できるコースなどのアトラクションがある。ザ・リッツ・カールトン・ヴォルフスブルクや多数のレストランも存在し、泊りがけでの滞在も楽しめる。

ドイツおよびヨーロッパのいくつかの国でフォルクスワーゲンの新車を買った顧客は、最寄りの販売店で車を引き取ることもできるが、アウトシュタットまで旅行して新車を引き取る納車式を行うこともできる。顧客は工場見学や映像や博物館を楽しんだ後、カスタマーセンターで、無数の新車が格納された巨大な自動車サイロの中から下りてくる自分の新車と対面する。工場からサイロまで、サイロからカスタマーセンターまでは自走せずに運ばれるため、メーターが0キロメートルのままの新車を引き取ることができる。

食堂ではフォルクスワーゲンが製造したソーセージと特製のトマトケチャップを使ったカリーヴルストフォルクスワーゲン・カリーヴルスト」が提供されている。

アウトシュタットは年間200万人以上の来客数を誇り、夜には噴水ショーが開催されている。

関連項目 編集

脚注 編集

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