アドルフ・フリッツェ(Adolf Fritze、1860年 - 1927年)は、明治時代にお雇い外国人として来日したドイツ昆虫学者である。

経歴・人物 編集

1889年明治22年)に日本政府の招きにより来日した。翌年、第一高等学校(現在の東京大学教養学部)に勤務し、ドイツ語及び昆虫学の教鞭を執った。

滞日中、北海道本州沖縄を中心に昆虫研究のため調査にあたった。甲虫類の一種であるオオキノコムシを発見し、その名を名付けた。それ以外にも鱗翅類も採集及び研究を行い、日本での新種の昆虫発見に貢献した。1892年(明治25年)に帰国し、ハノーファー博物館館長を務めた。

出典 編集

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