アムメン (DD-35)

ポールディング級駆逐艦
艦歴
発注
起工 1910年3月29日
進水 1910年9月20日
就役 1911年5月23日(海軍)
1925年1月22日(沿岸警備隊)
退役 1919年12月11日(海軍)
1931年5月18日(沿岸警備隊)
その後 売却
除籍 1934年7月5日
性能諸元
排水量 883トン
全長 293 ft 10 in (89.6 m)
全幅 26 ft 10? in (8.2 m)
吃水 8 ft 4 in (2.5 m)
機関 重油専焼缶4基
最大速 30.48ノット (56 km/h)
乗員 士官、兵員83名
兵装 3インチ砲5門
18インチ魚雷発射管6門

アムメン (USS Ammen, DD-35) は、アメリカ海軍駆逐艦ポールディング級駆逐艦の1隻。艦名はダニエル・アムメン少将に因む。

艦歴 編集

アムメンは1910年3月29日にニュージャージー州カムデンニューヨーク造船所で起工した。1910年9月20日にエセル・C・アンドリュースによって命名、進水し、1911年5月23日にペンシルベニア州フィラデルフィアで艦長ロイド・W・タウンゼント中尉の指揮下就役する。

就役後アムメンは大西洋艦隊に配属され、水雷小艦隊と共に東海岸沿いに活動した。1914年にヨーロッパ第一次世界大戦が勃発すると、アムメンは中立パトロールおよび護衛任務を東海岸沿いに行う。1917年4月にアメリカ合衆国が参戦、アムメンはバハマに向かい、偵察任務に就く。帰国後は5月6日にフィラデルフィア海軍造船所に入渠し、海外任務のための改装を行う。アムメンは駆逐艦隊第9分艦隊に配属され、6月18日にフランスサン・ナゼールに向けて出航した。

船団は7月2日にサン・ナゼールに到着、アムメンはそこからアイルランドクイーンズタウンに向かい、同地でアメリカ海軍部隊に合流した。アムメンはアイルランドとフランス間の船団護衛任務、アイルランド沖での対潜哨戒任務に従事した。1919年1月に帰国、メキシコ湾を巡航し、1919年12月11日にフィラデルフィアで退役した。1920年7月17日に DD-35 に指定され、その後もフィラデルフィアで保管されたが、1924年4月28日に沿岸警備隊に移管される。沿岸警備隊では CG-8 に指定された。アムメンは沿岸警備隊の密造酒取り締まり部隊「ラム・パトロール」の1隻として任務に従事した。

1931年5月22日にアムメンは海軍に返還され、予備役のまま保管された。その後艦種番号は再び DD-35 に変更された。アムメンは1934年7月5日に除籍され、ブルックリンのマイケル・フリン社に売却された。

外部リンク 編集