アメーラ
アメーラは、静岡県で開発された高糖度のトマト[1]。株式会社サンファーマーズによりブランド管理、生産支援などの指導・管理がなされ[2]、登録商標となっている。
概要
編集1993年、静岡県農業試験場(現静岡県農林技術研究所)が研究を開始し[3]、1994年に発表された灌水を抑えた養域栽培システムによる高糖度トマトの栽培方式により[1]静岡県焼津市、藤枝市、牧之原市、静岡市、沼津市、長野県軽井沢町などで栽培されている[1][2]。
名前の由来は静岡弁の「甘えらー」(あめえらー:「甘いだろー」の意)から[1]。フルーツ並みあるいはそれ以上の糖度を目指して作られている。
糖度は普通のトマトの1/3の大きさで成熟するように独自に栽培されている[3]。甘さ、栄養価もしっかり濃縮している。 秋から冬には酸味が強くなり、最も甘く感じるのは4月~5月頃である。ビタミン、カリウム、γ-アミノ酪酸の含有量が普通のトマトより多いものとなっている[4]。
静岡県大井川町、藤枝市、静岡市、沼津市の生産者グループでは、低段密植栽培により周年生産を行っている[5]。
糖度基準
脚注
編集- ^ a b c d “フルーツ感覚「アメーラ」小粒でも甘み凝縮”. 読売新聞. 2012年2月20日閲覧。
- ^ a b “志太榛原の特産物・野菜・「アメーラ」トマト”. 静岡県 (2010年3月19日). 2012年2月20日閲覧。
- ^ a b “第8部 農を開く”. 静岡新聞. 2012年2月20日閲覧。
- ^ “アメーラトマトのフリッタータ”. 静岡県 (2010年3月29日). 2012年2月20日閲覧。
- ^ 渡辺慎一. “低段密植栽培による新たなトマト生産”. 農業・生物系特定産業技術研究機構. 2012年2月20日閲覧。
- ^ “【全メニュー実紹介食】ローソン6週連続で"超プレミアスイーツ"発売”. 東京ウォーカー (2011年3月11日). 2021年9月23日閲覧。
関連項目
編集- 発表!知らなきゃイケない!?最新ワード展覧会 - 「アメーラ」が話題にされた。
外部リンク
編集- 高糖度トマト「アメーラトマト」ホームページ - 株式会社サンファーマーズが運営