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アルバート・エッシェンモーザー(Albert Eschenmoser、1925年8月5日 - )は、チューリッヒ工科大学スクリプス研究所で研究を行ったスイス化学者である。

アルバート・エッシェンモーザー
Albert Eschenmoser
生誕 (1925-08-05) 1925年8月5日(94歳)
スイスの旗 スイスウーリ州エルストフェルト
居住 スイスの旗 スイス
国籍 スイスの旗 スイス
研究分野 有機化学
研究機関 チューリッヒ工科大学
出身校 チューリッヒ工科大学
博士課程
指導教員
レオポルト・ルジチカ
主な業績

エッシェンモーザー塩

シアノコバラミンの合成(ロバート・バーンズ・ウッドワードとともに)
主な受賞歴 デービーメダル (1978)
アーサー・C・コープ賞 (1984)
ウルフ賞化学部門 (1986)
ベンジャミン・フランクリン・メダル (2008)
プロジェクト:人物伝
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レオポルト・ルジチカとともに行ったテルペンの研究やスクアレン環化によるラノステロールの合成の研究は、ステロイド生合成に関する理解を深めた[1]

1960年代初頭、エッシェンモーザーは、当時最も複雑な天然化合物であったシアノコバラミン(ビタミンB12)の研究を始めた。ハーバードでのロバート・バーンズ・ウッドワードとの共同研究では、ほぼ100人の学生や博士研究員が数年に渡ってこの分子の合成に取り組んだ。この研究は、1973年に論文にまとめられ、有機化学の歴史におけるランドマークとなった。

エッシェンモーザー・タナベ開裂エッシェンモーザー塩は、彼の名前に因んでいる。

トレオース核酸編集

トレオース核酸(TNA)は、エッシェンモーザーが開発した人工遺伝子ポリマーである。TNA鎖は、トリオースホスホジエステル結合により繰り返し繋がった構造をしている。デオキシリボ核酸リボ核酸と同様に、トレオース核酸もその核酸配列(GACT)の中に遺伝情報を保持できる。TNAは、DNA以前の初期の遺伝システムである可能性があると考えられている[2]

主な受賞等編集

出典編集

  1. ^ Eschenmoser et al. (1955)
  2. ^ https://asunews.asu.edu/20120109_tna
  3. ^ Reply to a parliamentary question (pdf)” (German). p. 383. 2012年10月31日閲覧。
  • A. Eschenmoser, L. Ruzicka, O. Jeger, D. Arigoni (1955). “Zur Kenntnis der Triterpene. 190. Mitteilung. Eine stereochemische Interpretation der biogenetischen Isoprenregel bei den Triterpenen”. Helvetica Chimica Acta 38 (7): pp.1890–1904. doi:10.1002/hlca.19550380728.  (ドイツ語)

外部リンク編集