アルフォンソ天文表
『アルフォンソ天文表』または『アルフォンソ表』(西:Tablas alfonsíes)は、13世紀にカスティーリャ王アルフォンソ10世が作らせた惑星の位置の表である。それまで用いられていた、11世紀にアッ=ザルカーリーらによって作られた『トレド天文表』を改良したものである。
1年の長さの平均値を365日5時間49分16秒とした。これは、その後の精密な観測による値、365日5時間48分46秒 と比べて、30秒の誤差でしかない。1252年頃に着手、1270年頃に完成した。はじめスペイン語で出版され、後にラテン語に翻訳された。16世紀にコペルニクスの『天球の回転について』に基づくエラスムス・ラインホルトの天体運行表『プロイセン表』(Prutenicae Tabulae)が作られるまで、ヨーロッパで最も一般的な天体運行表であった。ゲオルク・プールバッハの『惑星の新理論』(Theoricae novae planetarum)の中で用いられている。
脚注
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参考文献
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