イケノエメラルド

日本の競走馬

イケノエメラルド1996年5月22日 - )は、日本競走馬繁殖牝馬。主な勝ち鞍は1999年アラブダービーアラブ王冠2000年アラブギフ大賞典グランドミックス黄菊賞2001年アラブ王冠

イケノエメラルド
現役期間 1998年 - 2003年[1]
品種 アングロアラブ(アラブ血量29.73%)[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 1996年5月22日(28歳)[1]
抹消日 2004年3月25日[2]
コノミテイオー[1]
キタノエメラルド[1]
母の父 キタノトウザイ[1]
生国 日本の旗 日本北海道門別町[1]
生産者 池添安雄[1]
馬主 池添安雄[1]
調教師 福田秀已名古屋
角川秀樹北海道
→福田秀已(名古屋)
→角川秀樹(北海道)
那俄性裕福山
松原義夫笠松
→角川秀樹(北海道)[1]
競走成績
生涯成績 60戦27勝[1]
獲得賞金 5187万2000円[1]
勝ち鞍 アラブダービー(1999年)
アラブ王冠(1999年)
アラブギフ大賞典(2000年)
グランドミックス(2000年)
黄菊賞(2000年)
アラブ王冠(2001年)
テンプレートを表示

経歴 編集

競走馬時代 編集

1998年7月24日名古屋競馬場1Rのアラ3歳でデビューし1着。3歳時(現2歳)は8戦し、1着6回2着1回3着1回という好成績を収めた。

翌1999年は1月19日のアラ系5組より始動。1番人気に支持されるも11着と沈み、次戦も10着と人気に答えられなかったものの3月からは盛り返し、以降連戦連勝を記録。5月のアラブダービーが自身の重賞初制覇となり、以降アラブ王冠、アラブギフ大賞典、グランドミックスと重賞を総なめにした。その後初遠征のアラブ大賞典(佐賀)にてアキフジクラウンの8着と沈むも依然高い勝率を誇った。

その後2000年8月から北海道へ移籍(〜11月)。4戦し、1着2回2着1回3着1回の好成績を残し名古屋競馬場へ帰還。しかし以前の勢いは消え、名古屋に帰ってきてからは2勝しか挙げられず2001年5月11日の新緑特別にてマリンレオの5着を最後に再び北海道へ移籍。

二度目の北海道は2001年6月から2001年11月まで在籍、重賞1勝含む6勝を記録。その後は福山競馬場へ移籍するもベストリザルトは2着。その後移籍した笠松競馬場では入着すらできなかった。結局2002年9月から三度目の北海道移籍となり、2003年8月19日のレオニズ特別で11着に敗れたのを最後に現役を引退した。

繁殖牝馬時代 編集

競走馬引退後は繁殖入りを果たした。2022年8月現在、交配はサラブレッドのみなので、産駒はすべてサラブレッド系種で登録されている。2009年8月14日、初仔のエメチャンがデビュー戦を制し産駒初勝利を挙げた。

2012年8月1日には、大井競馬場で行われた「サンタアニタトロフィー」で第2仔ゴーディーが優勝し、産駒の重賞初勝利となった。

2015年を最後に種付けを行っておらず、第6仔イケノコスモスが2022年7月30日に抹消されたのを最後に現役競走馬としては姿を消した。

競走成績 編集

  • 1998年(8戦6勝)
  • 1999年(11戦8勝)
  • 2000年(11戦5勝)
  • 2001年(13戦8勝)
  • 2002年(14戦0勝)
  • 2003年(3戦0勝)

繁殖成績 編集

馬名 誕生年 毛色 厩舎 馬主 戦績 主な成績 供用 出典
生後直死 2005年 キングオブダイヤ
流産 2006年
初仔 エメチャン 2007年 栗毛 井樋明正(佐賀) (同)JPN技研 145戦7勝 抹消
第2仔 ゴーディー 2008年 栗毛 プレシャスカフェ 赤嶺本浩(大井) 武仲勝 104戦12勝 1着・サンタアニタT(2012年、2017年) 抹消
流産 2009年 アサクサデンエン
第3仔 アンフィニ 2010年 栗毛 赤嶺本浩(大井) 武仲勝 23戦2勝 抹消
第4仔 イケノコナン 2011年 栃栗毛 トワイニング 茂崎正善(園田) 門別敏朗 65戦6勝 抹消
不受胎 2012年 サイレントディール
第5仔 スカレークイン 2013年 栗毛 アッミラーレ 岡田一男(浦和) 住清三 70戦4勝 抹消
不受胎 2014年 トランセンド
第6仔 イケノコスモス 2015年 鹿毛 渡辺博文(佐賀) 池添安雄 71戦9勝 抹消
種付せず 2016年
種付せず 2017年
種付せず 2018年
種付せず 2019年
種付せず 2020年
種付せず 2021年
種付せず 2022年

血統表 編集

イケノエメラルド血統 (血統表の出典)
父系 ザテトラーク系

コノミテイオー
1991 鹿毛
父の父
スマノダイドウ
1970 鹿毛
ミトタカラ タカクラヤマ
金友
トキノメジロ メジロオー
トキノハツエ
父の母
アマノユカリ
1984 栗毛
タガミホマレ ミネフジ
バイオレツト
クレバーイーグル スカレー
ローゼンクイン

キタノエメラルド
1990 鹿毛
キタノトウザイ
1976 栗毛
スカレー エルシド
トモスカツプ
イナリトウザイ カリム
タクマサル
母の母
フレツシユデビユー
1985 鹿毛
カツラギセンプー サンコオーテツト
セカイクイン
オリビアクイン マルブツセンター
サワソメ
母系(F-No.) 不明(FN:不明)
5代内の近親交配 スカレー4×3、ミトタカラ3×5


脚注 編集

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n イケノエメラルド”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2022年8月8日閲覧。
  2. ^ イケノエメラルド 出走履歴”. www2.keiba.go.jp. 2022年8月8日閲覧。

外部リンク 編集