イナコスの橋
大分県別府市にある歩道橋
イナコスの橋(イナコスのはし)は、大分県別府市荘園町にある歩道橋。境川に架かり、南立石公園と国立病院機構西別府病院とを結んでいる。設計は川口衞。イナコスの橋という名称は、ギリシア神話の川の女神であるイーナコスに因んで名付けられた[1]。
構造
編集サスペンション(吊り)構造とアーチ構造を組み合わせたサスペン・アーチ橋で、78枚の花崗岩を床版として木琴のように並べ、石材内部にピアノ線を通して両岸に固定している。延長35.7m、幅員2-2.9m[1]。床版に用いられた花崗岩は、別府市の友好都市である中華人民共和国山東省烟台市産のものである[2]
受賞
編集- 土木学会田中賞作品賞(1994年)[3]
- 日本建築学会作品選奨(1996年)[4]
- 土木学会デザイン賞2005 優秀賞[5]
脚注
編集- ^ a b イナコスの橋|施設案内 別府市
- ^ イナコスの橋 川口衞構造設計事務所
- ^ 公益社団法人 土木学会賞 田中賞受賞一覧 土木学会
- ^ 1996年作品選奨 日本建築学会
- ^ 土木学会デザイン賞2005 優秀賞:イナコスの橋 土木学会
外部リンク
編集- イナコスの橋 川口衞構造設計事務所
座標: 北緯33度17分33.4秒 東経131度28分28.1秒 / 北緯33.292611度 東経131.474472度