ウンゲニ県
ウンゲニ県はモルドバ中西部の県。西でルーマニアに接する。県都はウンゲニ。
ウンゲニ県 Raionul Ungheni | |||
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県 | |||
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国 | モルドバ | ||
県都 |
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政府 | |||
• 県知事 |
Iurie Toma モルドバ自由民主党<2011年~> | ||
面積 | |||
• 合計 | 1,083 km2 | ||
• 水域 | 27.1 km2 2.50% | ||
標高 | 408 m | ||
人口 (2012年) | |||
• 合計 | 117,200人 | ||
• 密度 | 108.2人/km2 | ||
等時帯 | UTC+2 (東ヨーロッパ時間) | ||
• 夏時間 | UTC+3 (東ヨーロッパ夏時間) | ||
郵便番号 |
236 | ||
市外局番 | +373 36 | ||
車両番号 | UN |
2012年の人口は11万7200人。
歴史編集
1428年から1430年の記録に、ブシウメニ、ブシラ、ウンゲニの町の記録が有った。
1812年、ブカレスト条約によって、ウンゲニ県を含むベッサラビア地方はロシア帝国に割譲された。住民のロシア化が進んだ。
1876年から1877年、ウンゲニ(モルドバ)とウンゲニ(ルーマニア)の間を流れるプルト川にギュスターヴ・エッフェルがエッフェル橋を架けた。
1918年、ロシア革命によってロシアが崩壊すると、ベッサラビアはルーマニアに返還された。ウンゲニ県はヤシ県に編入された。
1940年、独ソ不可侵条約の結果ベッサラビアはソ連に占領された。
2003年、ウンゲニ県が設置された。
地理編集
ウンゲニ県はモルドバ中西部に位置し、西にルーマニアと80kmに渡って接する。国内では、北にファレシュティ県とシンジェレイ県、東にテレネシュティ県とカララシ県、南東にニスポレニ県に接する。地形は中央モルドバ高原の西にプルト川が流れている。疎林(コドゥリ)に覆われる。土は谷と平野がチェルノーゼム(75%)、高原が茶土である。最高点はヴェヴェリタ丘の408mである。
気候編集
典型的な大陸性気候である。年間平均気温は9~9.5℃で、7月の平均気温が21℃、1月の平均気温が-4.5℃である。年間平均降水量は500~650mm、平均風速は3~5m/sである。
動物相編集
植物相編集
オークやブナ、シデ、楓、アカシア、ライム等から成る森が面積の26.6%を占める。他にはクローバーや牛の毛草、藻草、イラクサ等が生息する。
河川編集
プルト川はウンゲニ県とルーマニアの国境を成し、盆地の上に県が在る。地方では地下水が主要な飲料水で、井戸や噴水、泉を通して得る。
行政区画編集
- 自治体:74
- 県都:ウンゲニ
- 市:コルネスティ、ウンゲニ
- 町:31
- 村:41
- 町:31
- 市:コルネスティ、ウンゲニ
- 県都:ウンゲニ
人口編集
2012年1月1日の人口は11万7200人で、34.5%が都市住民だった。
- 誕生数(2010年):1517人(12.9人/1000人)
- 死亡数(2010年):1417人(12.1人/1000人)
- 成長率(2010年):100人(0.8人/1000人)
民族編集
民族 | 人口 | %* |
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モルドバ人 ルーマニア人 |
99,432 | 89.95% |
ウクライナ人 | 7,743 | 7.00% |
ロシア人 | 2,766 | 2.50% |
ブルガリア人 | 93 | 0.08% |
ガガウズ人 | 90 | 0.08% |
ロマ | 68 | 0.06% |
その他 | 353 | 0.32% |
宗教編集
経済編集
工業編集
政治編集
2010年12月28日の県議会選挙結果
- モルドバ共和国共産党:42.4%
- モルドバ自由民主党:26.3%
- モルドバ民主党:14.7%
- 自由党:7.0%
- 私達のモルドバ同盟:3.7%
- 欧州運動:1.5%
- その他:4.5%
観光編集
- アレクサンドル・ネヴスキ教会
- ウンゲニ民族歴史博物館
- ピライウル・ファグルイ環境保護区
- ピルリタ村博物館
- セメニ中世軍事要塞