エグモント (交響詩)
ベルト・アッペルモントが作曲した吹奏楽曲
交響詩『エグモント』(Egmont, Symphonic Poem)は、ベルト・アッペルモントが作曲した吹奏楽曲。
ラモラール・ファン・エフモントの生涯を題材にした作品で、オランダで活動するファンファーレバンド、ラモラール・ファン・エフモント音楽協会(オランダ語: Muziekvereniging Lamoraal van Egmont)の委嘱で作曲された。2004年にベリアト(Beriato)社からファンファーレバンド版、吹奏楽版ともに出版されている。
楽器編成 編集
- 吹奏楽版
木管 | 金管 | 弦・打 | |||
---|---|---|---|---|---|
Fl. | 2, Picc. | Tp. | 3(Crnt.も可) | Cb. | ● |
Ob. | 2, C.A. | Hr. | 4 | Timp. | ● |
Fg. | 2 | Tbn. | 2, Bass | 他 | スネアドラム、バスドラム、クラッシュシンバル、サスペンデッドシンバル、ハイハット、トムトム、タンバリン、ウッドブロック、カスタネット、マラカス、ボンゴ、むち、グロッケンシュピール、ヴィブラフォン、チューブラーベル |
Cl. | 3, E♭, Alto, Bass | Eup. | ● | ||
Sax. | Alt. 2(Sop. 1 持替) Ten. 1 Bar. 1 | Tub. | ● | ||
その他 | ギター(任意) |
楽曲構成 編集
全4部からなり、演奏時間は約18分。全曲は切れ目なく演奏される。
脚注 編集
- ^ 題名になっている「ヴィルヘルムス」とは、オランダ独立戦争勃発時の中心的指導者で今日のオランダ王家オラニエ=ナッサウ家の始祖オラニエ公ウィレム1世のこと。ウィレム1世の存命中に作詞されたとされ、旋律も当時すでに歌われていたフランスの従軍歌が基になっている。
- ^ 作詞作曲は1830年であり、時代的にはオランダ独立戦争の頃には存在しない。
参考文献 編集
- 作曲者解説 - bertappermont.be
関連項目 編集
- エグモント (劇音楽) - エグモントを描いたヨハン・ヴォルフガング・ゲーテの戯曲に基づき、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが作曲した作品。
外部リンク 編集
- Egmont - beriato music - 出版社サイト。解説、試聴、スコア一部閲覧。
- 富樫哲佳の吹奏楽曲でたどる世界史【第24回】