オリジナル
(オリジナリティから転送)
オリジナル とは
- 「独創的」「独自のもの」という意味。 また、何かに加工されたものの元となるもの。特に、複写、複製等に対して用いられる。本項で詳述する。
- 既製品に個人や販売店などが加工や機能を追加したもののこと。誤った用法であるが、一般的に使われている。
用例編集
- 原曲 - アレンジ、カバーされた曲に対しての、アレンジされる前の曲。
- コピー元 - コピーされたもの(レプリカ)に対しての、コピーされる元となったもの。
- 原本 - 参照、引用、脚色、翻訳された本に対しての、それらがなされる前の本
- 原作 - 小説化、ドラマ化、映画化、アニメ化、コミカライズなどのメディアミックスがなされた作品に対しての、大元となった作品
- 元ネタ - オマージュ、パロディされた作品の元になった物。
- 派生製品の元となった製品 - 例えばコカコーラでは『ゼロシュガー』や『ゼロカフェイン』と言った派生製品に対し、元々のコカコーラを『オリジナル』としている。
- 改造、修復前の車 - 改造や部品が交換された自動車に対しての、それらがなされる前の状態の車両。(ノーマル、ストック等とも)
オリジナリティ編集
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オリジナリティ (Originality) とは一般的に独創性と訳される。
- 用例
- 旋律が類似しているxxという楽曲に対して、この楽曲がオリジナリティを保持しているのかどうかはしばしば議論がなされるところである。
使用上の注意編集
元となるものに対して、改変し作成したほうのものを、"独自"に改造したという意味からオリジナルと呼ぶ例が見受けられるが、この用法は誤りであるばかりでなく、混乱を起こす恐れがある。例えば、ある曲の「オリジナル版」といえば、それは元の曲を指すべきであって、それを"独自"にアレンジしたものを「オリジナル版」と称すのは誤りである。
また、完全に誤った用法でなくとも混乱を起こす場合がある。例えば、数枚のCDから自分の好きな曲を選んで複製しコンピレーションアルバムを作った場合、これを「自分のオリジナルのアルバム」と呼ぶことは一般的であると考えられるが、複製元のそれぞれのCDは「複製先のコンピレーションアルバムに対するオリジナルのCD」である。
自動車の場合、中古車等で塗装を独自の色で塗り替えた車両に対して「オリジナル・カラー(塗装)」等と表記されている事がよくあるが本来「オリジナルカラー」とは、自動車製造社(メーカー)によって新車時に工場で塗られていた色のことを指すので、この用法は混乱を招く可能性が高い。
新規の場合も当然「オリジナル」であるが、派生物が作られていない場合で独自性を強調する場合は、オリジナルでは無く、「特製」や「スペシャル」などの用語を使う方が混乱が少ない。