オート=ノルマンディー地域圏

フランスの地域圏

オート=ノルマンディー地域圏(オート=ノルマンディーちいきけん、フランス語:Haute-Normandie、直訳: "上ノルマンディー地域")は、フランスの北西部、イギリス海峡に面するかつて存在した地域圏である。イギリス海峡の他にピカルディ地域圏イル=ド=フランス地域圏サントル=ヴァル・ド・ロワール地域圏バス=ノルマンディー地域圏と接している。内部はセーヌ=マリティーム県ウール県に分割されている。首府は学術・観光都市であるルーアン。最大都市はフランス有数の港湾都市、ル・アーヴル

オート=ノルマンディー
Haute-Normandie
オート=ノルマンディーの旗
オート=ノルマンディーの旗
位置
オート=ノルマンディーの位置
概要
首府 ルーアン
Rouen
地域圏知事 {{{地域圏知事}}}
人口 1,805,892人
(2005年)
面積 12,317km²
6
小郡 112
コミューン {{{コミューン数}}}
ISO 3166-2:FR FR-Q

日本の新潟県ほどの広さに、鹿児島県程度の人口がある。

地域圏再編が行われ、2016年1月1日よりバス=ノルマンディー地域圏と統合しノルマンディー地域圏が新設された[1][2][3]

行政区画 編集

名称 人口(人) 州都/主府/本部 備考
セーヌ=マリティーム県
Seine-Maritime
1,245,000 ルーアン
Rouen
ウール県
Eure
557,000 エヴルー
Évreux

歴史 編集

このオート・ノルマンディは、古代スカンディナビア半島からの移住者が多いとされる。また、アルザスゲルマン系の影響が濃く、ブルターニュケルト系やアングロ・サクソン系の影響が濃い。したがって、オート・ノルマンディ、アルザス、および、ブルターニュは、フランス国内でも金髪の出現率が高いといわれる。オート=ノルマンディー地域圏は、王政時代の旧ノルマンディー州の東部にあたる。フランス革命時にノルマンディー州は5つの県に分割された。

第二次世界大戦では、隣接するノール=パ・ド・カレー地域圏バス=ノルマンディー地域圏と同様に主戦場の一つとなり、多大な損害を被った。第二次世界大戦後、第四共和政下の1956年、東部の2つの県を合わせた行政区画としてオート=ノルマンディー地域圏が設置された。

2005年、戦後再建されたル・アーヴル中心部の街並みが「オーギュスト・ペレによって再建された都市ル・アーヴル」としてユネスコ世界遺産文化遺産)に登録された。

経済 編集

脚注 編集

座標: 北緯49度30分 東経1度00分 / 北緯49.500度 東経1.000度 / 49.500; 1.000