カルテット・アマービレ

カルテット・アマービレQuartet Amabile )は、日本弦楽四重奏団

概要

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2015年、桐朋学園大学在籍中に結成。山崎伸子、磯村和英らに師事。2016年、難関として知られるARDミュンヘン国際音楽コンクール弦楽四重奏部門第3位入賞、あわせて特別賞(コンクール委嘱作品の最優秀解釈賞)を受賞。2019年、ニューヨークで行われたヤング・コンサート・アーティスツ国際オーディションで第1位を獲得。そのほか、第10回横浜国際音楽コンクール第1位および全部門グランプリ、第12回ルーマニア国際音楽コンクール第1位[1]、第4回宗次ホール弦楽四重奏コンクール第1位、聴衆賞受賞[2]ほか、数々のコンクールで優秀な成績を収めている。また、第12回ミュージックアカデミーinみやざき講師特別賞、第26回リゾナーレ室内楽セミナー奨励賞、第37回霧島国際音楽祭賞、堤剛音楽監督賞、ホテルオークラ賞[3]など数々の賞を受賞している。また、松尾学術振興財団より第26~28回、第30回松尾音楽助成・奨励を受ける。プロジェクトQ第13章では、カルミナ四重奏団、今井信子らのマスタークラスを受講。

メンバー

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第1ヴァイオリン:篠原悠那
第80回日本音楽コンクール第2位、並びに岩谷賞(聴衆賞)を受賞。フジテレビ系アニメ『四月は君の嘘』ヒロイン役モデルアーティスト。シャネル・ピグマリオン・デイズアーティスト。2016年にCD『Estreno』をリリースし、デビューリサイタルを行う。桐朋女子高等学校音楽科を首席で卒業、桐朋学園大学ソリストディプロマ・コース(特待生)修了、スイス・国際メニューイン音楽アカデミーを修了しディプロマを取得。山下金彌、辰巳明子、マキシム・ヴェンゲーロフ、室内楽を藤井一興、徳永二男、磯村和英各氏他に師事。ヤマハ音楽支援制度、明治安田クオリティオブライフ文化財団、ロームミュージック ファンデーション奨学生。
現在、桐朋学園大学大学院在籍中。使用楽器は1832年製G.Fプレッセンダex“カール·フレッシュ”(宗次コレクション)。
第2ヴァイオリン:北田千尋 (ヴァイオリニスト)
第7回仙台国際音楽コンクール第4位。第65回全日本学生音楽コンクール全国大会第1位。東京・春・音楽祭、宮崎国際音楽祭霧島国際音楽祭別府アルゲリッチ音楽祭等に出演。いしかわミュージックアカデミーIMA奨励賞、ミュージックアカデミーinみやざき優秀賞、霧島国際音楽祭賞。これまでに、日本フィルハーモニー交響楽団、桐朋学園オーケストラ、仙台フィルハーモニー管弦楽団と共演。ヴァイオリンを川本義幸、小室瑛子、村上直子、篠﨑功子らに師事。室内楽を佐々木亮、銅銀久弥、徳永二男、磯村和英、山崎伸子、練木繁夫、原田幸一郎、池田菊衛らに師事。
桐朋学園大学音楽学部を卒業、同大学院修士課程修了。
ヴィオラ:中 恵菜
21歳でヴィオラに転向。桐朋学園大学音楽学部卒業。ハンス・アイスラー音楽大学ベルリン マスター課程修了。東京・春・音楽祭、宮崎国際音楽祭北九州国際音楽祭、ヴィオラスペース、ほか多数出演。第5回 次代へ伝えたい名曲 今井信子ヴィオラ・リサイタルにて、今井信子と共演。CHANEL Pygmalion Days室内楽アーティスト。テレビ朝日『題名のない音楽会』に出演。国内オーケストラの客演首席奏者を務める。また、オールヒンデミットプログラムのリサイタルを開催するなど、ソロ活動も意欲的に取り組んでいる。これまでに、ヴァイオリンを久保良治、ヴィオラを佐々木亮、ヴァルター・キュスナーらに師事。室内楽を徳永二男、原田幸一郎、磯村和英らに師事。
使用楽器は1722年製Domenico Montagnana(宗次コレクション)。
チェロ:笹沼 樹
全日本学生音楽コンクール東京音楽コンクール日本音楽コンクールをはじめとする国内のコンクールで優勝、入賞後、カルテット・アマービレのメンバーでの国内外の主要コンクールで受賞歴を多数持つ。ソリストとして新日本フィルハーモニー交響楽団日本フィルハーモニー交響楽団をはじめとするオーケストラと共演。2017年、学習院大学文化活動賞受賞。同校でのリサイタルは天覧公演となり、毎年開催されている。
桐朋学園ソリスト・ディプロマ・コース修了。学習院大学文学部ドイツ語圏文化学科、桐朋学園大学音楽学部大学院卒業。堤剛に師事。
CHANEL Pygmalion Artist。日本コロムビアよりデビューアルバム『親愛の言葉』をリリース。使用楽器は1771年製C.F.Landorfi(宗次コレクション)。

出典

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  1. ^ 入賞アーティスト”. 2024年7月28日閲覧。
  2. ^ 宗次ホール 第4回 弦楽四重奏コンクール”. 2024年7月28日閲覧。
  3. ^ カルテット・アマービレが第22回ホテルオークラ音楽賞を受賞しました!”. 2024年7月28日閲覧。