カレドン川(カレドンがわ、Caledon River)は、南部アフリカを流れる河川。ソト語ではモホカレ。オレンジ川の支流で、かつてのクワクワホームランドドラケンスバーグ山脈を源流とし、レソト南アフリカの国境をなしながら南西に流れ、レソトの首都マセルの西を流れ、オレンジ自由州の南部にあるBethulie付近でオレンジ川に合流する。

カレドン川 (Mohokare)
River
南アフリカ共和国の旗 南アフリカ共和国, レソトの旗 レソト
オレンジ自由州
Maseru
源流 Mont-aux-Sources
 - 所在地 SW of Phuthaditjhaba, ドラケンスバーグ山脈
 - 標高 2,100m (6,890ft)
合流地 オレンジ川
 - 所在地 Near Bethulie
 - 標高 1,267m (4,157ft)
長さ 200km (124mi)
Location of the Caledon River mouth

カレドン川はマセルやオレンジ自由州の主な水源となっているが、乾季には水不足を引き起こすことがある。これを防ぐため、カレドン川にはMuela Damや Meulspruit Damが建設され、水を蓄えている[1]2003年旱魃の際にはこれらのダムから水が供給された[2]

カレドン川流域に主に居住しているのはソト人である。カレドン渓谷は肥沃であり、古くから穀倉地帯となっていた。このため、19世紀にはモショエショエ1世のレソト王国と白人殖民国家のオレンジ自由国との係争地となったが、最終的には武力に勝るオレンジ自由国が平野の広がるカレドン川西岸をもぎとり、以後カレドン川が両国の国境となった。

脚注

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  1. ^ Caledon River - Dams
  2. ^ Drought