カンフランク

スペイン・アラゴン州ウエスカ県のムニシピオ

カンフランクスペイン語: Canfranc)は、スペインアラゴン州ウエスカ県ムニシピオ(基礎自治体)。アラゴン語ではカンフランアラゴン語: Canfrán)だが[1]、スペイン語名が公式名である。

Canfranc
Canfranc, vue générale.jpg
Flag of Aragon.svg アラゴン州
Flag of Huesca (province).svg ウエスカ県
面積 71.6 km²
標高 1040m
人口 543 人 (2016年)
人口密度 7.58 人/km²
Canfrancの位置(スペイン内)
Canfranc
Canfranc
スペイン内カンフランクの位置
Canfrancの位置(ウエスカ県内)
Canfranc
Canfranc
ウエスカ県内カンフランクの位置

北緯42度43分 西経00度41分 / 北緯42.717度 西経0.683度 / 42.717; -0.683座標: 北緯42度43分 西経00度41分 / 北緯42.717度 西経0.683度 / 42.717; -0.683

ピレネー山脈の山麓にあり、スペインフランス国境に近い。カンフランク地区の4キロメートル北、エスタシオン・デ・カンフランク地区には広大なカンフランク国際駅英語版があり、ポー=カンフランク鉄道線英語版を走る列車は国境のソンポルト峠(ソンポール峠やアスペ峠やカンフランク峠とも)を超えて最初にカンフランク国際駅に停車する。

歴史編集

アラゴン王サンチョ1世によって1080年から1090年の間にカンフランクの町が建設された。この町はスペインフランス国境を保護したり関税を徴収する役目を担っており、ハカ大聖堂英語版に対して寄進を行っていた。1288年10月29日にはイングランド王エドワード1世とアラゴン王アルフォンソ3世の間でカンフランク条約が結ばれ、アルフォンソ3世の父ペドロ3世によって投獄されていたナポリ王カルロ2世が釈放された。

地理編集

 
聖天の聖母教会

カンフランクの自治体域の面積は71.6km2であり、主にカンフランク地区とエスタシオン・デ・カンフランク地区からなる。いずれもアラゴン川の盆地にあり、カンフランク地区の標高は1040メートル、エスタシオン・デ・カンフランク地区の標高は1190メートルである。2016年の自治体人口は543人であり、カンフランク集落の人口は77人、エスタシオン・デ・カンフランク地区の人口は454人である。

標高1040メートルにはカンフランク地区がある。カンフランクという地名は「フランチ氏の敷地」(Campus Franci)に由来する。もともとは小規模な市場町であり、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の「アルルの道」を歩いてピレネー山脈ソンポール峠を超えた巡礼者に、峠を越えて最初の宿泊場所や食事を提供していた。カンフランク地区には巡礼者のための橋、聖天の聖母教会などがある。カンフランク地区は1617年と1944年に大火に見舞われている。

気候編集

カンフランク駅の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
日平均気温 °C (°F) 2.1
(35.8)
2.4
(36.3)
4.6
(40.3)
6.1
(43)
10.1
(50.2)
14.1
(57.4)
17.2
(63)
17.2
(63)
13.6
(56.5)
9.8
(49.6)
5.1
(41.2)
2.6
(36.7)
8.74
(47.75)
降水量 mm (inch) 183
(7.2)
147
(5.79)
142
(5.59)
170
(6.69)
171
(6.73)
120
(4.72)
88
(3.46)
100
(3.94)
142
(5.59)
196
(7.72)
234
(9.21)
214
(8.43)
1,906
(75.04)
出典: スペイン農業食料環境省[2]

人口編集

カンフランクの人口推移 1900-2014
出典:INE(スペイン国立統計局)1900年 - 1991年[3]、1996年 - [4]

カンフランク鉄道駅編集

 
1915年に建設されたカンフランク鉄道駅

1928年に開通したポー=カンフランク鉄道線英語版はスペインのサラゴサとフランスのボルドーを結ぶ鉄道網の一部であり、サラゴサ近郊で生まれてボルドーで死去したフランシスコ・デ・ゴヤに因んでゴヤ線とも呼ばれる。カンフランク国際駅英語版はこの路線の運行開始と同時に開業した。この路線はサラゴサを出発すると、サビニャニゴハカ、カンフランク、ソンポール鉄道トンネルスペイン語版オロロン=サント=マリーを通ってポーに至った。

1970年3月20日にはポーからカンフランクに向けて走行していた列車が、フランスのセット=エギュン英語版付近で橋梁を破壊する事故を起こし、この時をもって旅客営業を終了した。1985年には貨物営業も終了していたが、2000年代半ば以降には運行再開の試みがなされ、2016年にはフランスの一部区間で列車の運行が再開された。カンフランクからスペイン=フランス国境を超える区間は運行が再開されていないが、カンフランクからオロロン=サント=マリーまでの区間に国際バスが運行されている。カンフランク鉄道駅とアラゴン州の州都サラゴサの間には定期列車が運行されている。

政治編集

首長一覧(1979-)
任期 首長名 政党
1979–1983 José Marraco Solana スペイン社会労働党(PSOE)
1983–1987
1987–1991
1991–1995
1995–1999
1999–2003
2003–2007 Fernando Sánchez Morales スペイン社会労働党(PSOE)
2007–2011 Fernando Sánchez Morales スペイン社会労働党(PSOE)
2011–2015 Fernando Sánchez Morales スペイン社会労働党(PSOE)
2015–2019 Fernando Sánchez Morales スペイン社会労働党(PSOE)
2019– n/d n/d

姉妹都市編集

脚注編集

外部リンク編集