キバシヘラサギ(黄嘴箆鷺、学名Platalea flavipes)とは、ペリカン目トキ科に分類される鳥類の一種である。

キバシヘラサギ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: ペリカン目 Pelecaniformes
: トキ科 Threskiornithidae
: ヘラサギ属 Platalea
: キバシヘラサギ P. flavipes
学名
Platalea flavipes
和名
キバシヘラサギ
英名
Yellow-billed Spoonbill

分布 編集

オーストラリアに分布する。

形態 編集

体長は76-100cm。顔は皮膚が裸出していて紫青色で、その周囲は黒い羽毛でふちどられている。全身は白色で、前胸の部分に黄色みがかった飾羽がある。非繁殖期には飾羽はなくなる。嘴と脚は黄色い(これが英名と和名の由来である)。

生態 編集

湖沼、河川、湿地、などに生息する。

食性は動物食で、魚類甲殻類昆虫類などを捕食する。

繁殖形態は卵生。繁殖期はウ類やサギ類と混合コロニーを形成する。1腹2-5個の卵を産む。

参考文献 編集

  • 『世界の動物|分類と飼育 コウノトリ目+フラミンゴ目』、財団法人東京動物園協会、1985年、94頁