キリグニア」は、CYNHNの楽曲。10枚目のシングルとして2022年8月31日に発売された。発売元はI BLUE。

キリグニア
CYNHNシングル
A面 キリグニア
B面 ソルベ
リリース
規格 マキシシングル
ジャンル J-POP
時間
レーベル I BLUE
チャート最高順位
22位(オリコン[2]
CYNHN シングル 年表
AOAWASE
(2021年7月)
キリグニア
(2022年8月)
楽の上塗り
(2023年1月)
ミュージックビデオ
CYNHN(スウィーニー)「キリグニア」 - YouTube
CYNHN(スウィーニー)「ソルベ」Lyric Video(Photo By 岩倉しおり) - YouTube
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概要 編集

CYNHNの10th シングル。新メンバーとして広瀬みのりを迎えた、新体制の5人として初の作品。

CDは2形態で、MVとメイキングを収録したDVD付きの初回限定盤と通常盤。なお両形態ともにインストは収録されている。


表題曲の「キリグニア」はほぼ全てのCYNHN楽曲を手がけるメインソングライター渡辺翔による作詞・作曲。編曲は「水生」「ごく平凡な青は、」等のeba

振付は前作までと同様に「アンフィグラフィティ」以降で多くの振付を担当してきたΜёgpis。衣装はメンバーの月雲ねる。MV監督はほぼ全てのMVと同様に岩崎臣男。


2022年6月19日、代官山UNITで開催された5周年記念及び新メンバーお披露目ライブ『CYNHN 5th Anniversary EVENT-Blue Encount- 』にて、広瀬みのりを迎えた新体制CYNHNの1曲目としてサプライズで初披露された。

タイトルは"キリグ(Kilig)"と"ニア(near)"からなる造語で、キリグ-ニアの"ニ"にアクセントがある [注釈 1]

"キリグ"はタガログ語で"お腹の中に蝶が舞っている気分。ロマンティックなことや、ステキなことが起きた時に感じる気持ち"を表す言葉。これからのキリグな未来に自然と高鳴ってしまうメンバーの姿が鏡面の世界の中に映し出されている。


カップリング曲の「ソルベ」は「夜間飛行」以来の蒼山幸子による作詞、今回が初となる奥脇達也(アカシック)による作曲。編曲は「はりぼて」「ラルゴ」等の清水哲平。振付は「夜間飛行」以来となるでんぱ組.inc藤咲彩音


第11回 アイドル楽曲大賞2022「メジャーアイドル楽曲部門」1位[3]


制作背景 編集

2ndアルバム『Blue Cresc.』の最後に制作された「アンサンぶる」の流れのまま進化するCYNHNの姿をテーマとして渡辺翔に依頼してできた楽曲[4]

MV、振付、衣装・撮影などのビジュアル制作では、楽曲のモチーフである"蝶"やアートワークのコンセプト"Prism"を通してCYNHNの明るい未来への道を感じさせること、そして今までよりも肩の力を抜いて余裕を感じさせるメンバーの表情を見せることを意識して制作された[5][6]


綾瀬志希はこの曲の印象について、"目の覚める色とかこれまでにない表現が入った歌詞が印象的。これまでは淡い感じの色を表現することが多かったので、違う色合いの曲に新鮮さを覚えました"としている。また月雲ねるは"「水生」を超えるかもしれないぐらい好きな曲"と評する一方で、メンバーは曲を出すたびに難易度が上がっていることを感じており、百瀬怜は最初に聞いたときに"これはヤバい"と思うほど難しかったと回顧している[7]


参加ミュージシャン 編集

  • eba: ギター、プログラミング、編曲
  • 二家本亮介: ベース
  • 佐藤丞: ドラム


評価 編集

出嶌孝次はbounce誌の連載で"5人体制で初音源となる「キリグニア」を聴けば、早くも新しいバランスがCYNHNという空間の中で違和感なく形成されていることに驚かされます。「水生」「ごく平凡な青は、」と同じ詞曲:渡辺翔、編曲:ebaの組み合わせならではのエッジーな手捌きも洗練され、声質の重ならない5人の歌が引き立て合って疾走感を伴った新しい色を描いています"と評している[8]



シングル収録内容 編集

初回限定盤(TECI-907)、通常盤(TECI-908)の2種リリースで、初回限定盤には「キリグニア」のMusic Video & メイキングを収録したDVDが同梱されている。

初回限定盤 編集

CD
#タイトル作詞作曲編曲時間
1.「キリグニア」渡辺翔渡辺翔eba
2.「ソルベ」蒼山幸子奥脇達也清水哲平
3.「キリグニア Inst Ver.」渡辺翔渡辺翔eba
4.「ソルベ Inst Ver.」蒼山幸子奥脇達也清水哲平
合計時間:
DVD
#タイトル作詞作曲・編曲
1.「キリグニア Music Video」  
2.「キリグニア MVメイキング」  


通常盤 編集

CDシングル
#タイトル作詞作曲編曲時間
1.「キリグニア」渡辺翔渡辺翔eba
2.「ソルベ」蒼山幸子奥脇達也清水哲平
3.「キリグニア Inst Ver.」渡辺翔渡辺翔eba
4.「ソルベ Inst Ver.」蒼山幸子奥脇達也清水哲平
合計時間:


脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 月雲ねるは「【豆知識】キリグニアのイントネーションはシルバニアではなくナタデココ🦋🧊」とTwitterで説明している

出典 編集

  1. ^ CYNHN/キリグニア<通常盤> TOWER RECORDS ONLINE
  2. ^ キリグニア(通常盤) | CYNHN | ORICON NEWS、ORICON NEWS
  3. ^ ピロスエ (2022年12月30日). “第11回アイドル楽曲大賞2022>> メジャーアイドル楽曲部門”. 2022年12月31日閲覧。
  4. ^ やまだ(山田裕一朗) (2022年8月2日). “CYNHN「キリグニア」宜しくお願いします🙇 note”. 2022年9月10日閲覧。
  5. ^ やまだ(山田裕一朗) (2022年8月27日). “Music Videoに関して note”. 2022年9月10日閲覧。
  6. ^ やまだ(山田裕一朗) (2022年8月25日). “キリグニアビジュアル制作に関して note”. 2022年9月10日閲覧。
  7. ^ まつもとたくお (2022年8月31日). “CYNHN、新体制初シングル『キリグニア』で明確になった“歌”への想い お互いが考える声の魅力も明かす Real Sound”. 2022年8月31日閲覧。
  8. ^ 出嶌孝次 (2022年8月30日). “5人体制になったCYNHNの傑作シングル“キリグニア”、7人組になったASPのメジャーデビュー曲“Hyper Cracker”など今月のZOKKON作品を紹介!【ZOKKON -candy floss pop suite-】第117回 bounce”. 2022年8月31日閲覧。

外部リンク 編集