クリフォード・アーヴィング
クリフォード・マイケル・アーヴィング (英語: Clifford Michael Irving、1930年11月5日 - 2017年12月19日)は、アメリカ合衆国の作家である[1]。
クリフォード・アーヴィング Clifford Michael Irving | |
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誕生 |
1930年11月5日![]() |
死没 | 2017年12月19日(87歳没) |
職業 | 作家[1] |
公式サイト | http://cliffordirving.com/ |
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経歴編集
ニューヨーク生まれ。1956年、作家デビュー。小説・ノンフィクション・テレビドラマの脚本などを執筆した[1]。
1969年に贋作画家エルミア・デ・ホーリーの伝記『贋作』を出版、1973年の映画『オーソン・ウェルズのフェイク』に出演している。
1970年代初頭、大富豪ハワード・ヒューズの自伝を捏造して金をだまし取ったことから、起訴され1年5か月間服役した。この詐欺事件は、2006年に映画化された。
出所後作家活動を再開し[1]、多くの作品を発表している。別名ジョン・ラックレス(英語: John Luckless)[2]。
著作編集
- 『贋作』 関口英男訳、早川書房、1970年、(原題 Fake: the story of Elmyr de Hory: the greatest art forger of our time、1969年) - 贋作画家エルミア・デ・ホーリーの伝記。
- ジョン・ラックレス著『殺人よさらば』田中融二訳、集英社、1981年、(原題 The Death Freak、1978年)
- 『警部ナチ・キャンプに行く』中山善之訳、文春文庫、1986年、(原題 The Angel of Zin、1983年)
- 『トライアル』小西敦子訳、角川文庫、1992年、(原題 Trial、1987年)
- 『ザ・ホークス(上・下)―世界を騙した世紀の詐欺事件』三角和代訳、ハヤカワ文庫、2007年、(原題 The hoax、1981年) - ハワード・ヒューズ自伝偽作事件の顛末記。映画『ザ・ホークス ハワード・ヒューズを売った男』の原作。
脚注編集
- ^ a b c d e ハヤカワ文庫 ザ・ホークス〈上〉―世界を騙した世紀の詐欺事件 著者紹介 紀伊國屋書店
- ^ Irving, Clifford 国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス