ケルビン・ビーチャム

アメリカンフットボール選手、オフェンシブタックル (1989-)

ケルビン・ビーチャム(Kelvin Beachum 1989年6月8日- )はテキサス州メヒーア出身のアメリカンフットボール選手。現在NFLアリゾナ・カージナルスに所属している。ポジションはオフェンシブタックル

ケルビン・ビーチャム
Kelvin Beachum
アリゾナ・カージナルス #68
ポジション オフェンシブタックル
生年月日 (1989-06-08) 1989年6月8日(34歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国テキサス州メヒーア
身長: 6' 3" =約190.5cm
体重: 308 lb =約139.7kg
経歴
大学 南メソジスト大学
NFLドラフト 2012年 / 7巡目全体248位
初出場年 2012年
初出場チーム ピッツバーグ・スティーラーズ
所属歴
2012-2015 ピッツバーグ・スティーラーズ
2016 ジャクソンビル・ジャガーズ
2017-2019 ニューヨーク・ジェッツ
2020- アリゾナ・カージナルス
受賞歴・記録
NFL 通算成績
(2021年終了時点)
出場試合数 135試合
先発出場試合数 130試合
Player stats at NFL.com
Player stats at PFR

経歴 編集

プロ入りまで 編集

南メソジスト大学で左タックルとして4年間先発出場した。2008年には、チームのオフェンスは、大学記録となる29TDをあげた。2009年には、チームはパスオフェンスで3,666ヤード、トータルオフェンスで5,093ヤードを獲得、380得点と大学記録を塗り替えた。彼は、カンファレンスUSAのセカンドチームに選ばれた。3年次にもチームのパスオフェンスは、3,861ヤードを獲得し、大学記録を更新、彼はカンファレンスUSAのファーストチームに選ばれた[1]。最終学年のシーズン開幕前、彼はロンバルディ賞アウトランド・トロフィーの候補にもなった[2]

ピッツバーグ・スティーラーズ 編集

2012年のNFLドラフト7巡でピッツバーグ・スティーラーズに指名された[3]。彼のチームメートのジョシュ・レリビアスも同年のドラフト3巡でワシントン・レッドスキンズに指名された[4]

トレーニングキャンプではマックス・スタークスマーカス・ギルバートマイク・アダムスクリス・スコットと先発オフェンシブタックルの座を争った。シーズン開幕時にはスタークス、アダムスに次ぐ第3の左タックルとしてデプスチャートに残った。

この年9月23日のオークランド・レイダース戦で初出場した[2]。12月、AFC北地区のライバル、ボルチモア・レイブンズ戦で右タックルとして、初先発を果たした。彼を含めたオフェンスラインは、QBチャーリー・バッチを良くプロテクトし、ジョナサン・ドワイアーアイザック・レッドマンのランプレイでも貢献し、チームは23-20で勝利した[2]。この年彼は先発5試合を含む7試合に出場した。

2013年、スタークスがスティーラーズを退団、トレーニングキャンプではギルバート、アダムスとポジションを争った。先発右タックルがギルバート、先発左タックルアダムスの控えとしてレギュラーシーズンを迎えた。開幕戦ではタイトエンドとして起用された。第6週のテネシー・タイタンズ戦より先発左タックルとして起用されシーズン最後まで先発で起用された。この年先発12試合を含む15試合に出場した。

2014年、左タックルとして全16試合に先発出場、プロフットボールフォーカスからNFLの左タックルとして5位に評価された。パスプロテクションではアンドリュー・ウィットワースジョー・トーマスに次ぐ高い評価を得た。

ルーキー契約の最終年を迎えるにあたってスティーラーズは契約延長の話を進めたがそのオファーに彼は同意しなかった。

ルーキー契約の最終年となった2015年10月18日のアリゾナ・カージナルス戦でACL断裂し、故障者リスト入りしてシーズンを終えた。

2016年3月9日、フリーエージェントとなった。4シーズンで彼は先発39試合を含む44試合に出場した。

ジャクソンビル・ジャガーズ 編集

2016年3月15日、ジャクソンビル・ジャガーズと1年500万ドル及び4年4000万ドルのオプションを含む契約を結んだ。トレーニングキャンプではルーク・ジョッケルと先発左タックルの座を争った。開幕を先発左タックルとして迎えた彼は第2週のサンディエゴ・チャージャーズ脳震盪を起こし第3週の試合は欠場した。第4週の試合から復帰し、その後13試合全てに先発出場した。この年15試合に先発出場したが味方QBに相手ディフェンスのプレッシャーを与えることが49回と多く、これはNFLのオフェンスタックル全体で11番目の多さであった。プロフットボールフォーカスからは評価を受けたオフェンスタックル78人中の63位に評価された。

2017年2月15日、ジャガーズは彼とのオプション契約を行使せず、ビーチャムはフリーエージェントとなった。

ニューヨーク・ジェッツ 編集

2017年3月10日、ニューヨーク・ジェッツと3年2400万ドル(1200万ドルの保証及び450万ドルのサインボーナス)で契約を結んだ。トレーニングキャンプではベン・イジャラナライアン・クレイディが抜けた先発左タックルの座を争った。レギュラーシーズンを先発で迎えた。この年全16試合に出場した。

アリゾナ・カージナルス 編集

2020年7月17日、アリゾナ・カージナルスと1年契約を結んだ。この年右タックルとして全16試合に先発出場した。

2021年3月16日、2年400万ドルの契約延長を果たした。

脚注 編集

  1. ^ Player Bio”. SMU. 2013年4月28日閲覧。
  2. ^ a b c Christina Rivers (2012年12月4日). “Kelvin Beachum Helping Steelers Resurrect Their Playoff Hopes”. CBS. 2013年4月28日閲覧。
  3. ^ Draft Profile”. 2012年のNFLオフィシャルページ (2012年4月). 2013年4月28日閲覧。
  4. ^ Damond Talbot (2012年11月28日). “Pittsburgh will start a seventh rounder at right tackle this week”. nfldraftzone.com. 2013年4月28日閲覧。

外部リンク 編集