ゲーム発展国++

カイロソフトによるゲーム

ゲーム発展国++』(英題:Game Dev Story)は、カイロソフトより発売されたゲーム会社経営シミュレーションゲーム

ゲーム発展国++
Game Dev Story
ジャンル 経営シミュレーションゲーム
対応機種 iモード
S!アプリ
iOS
Android
auスマートパス
Nintendo Switch
PlayStation 4
開発元 カイロソフト
発売元 カイロソフト
人数 1人
発売日 iモード
2008年11月4日[1]
S!アプリ
2010年1月13日[1]
iOS
日本の旗 2010年7月12日[1]
世界の旗 2010年10月9日[1]
Android
日本の旗 2010年12月3日[1]
世界の旗 2010年12月11日[1]
auスマートパス
2012年3月1日[2]
Switch
2018年10月11日[3]
PS4
2019年12月5日[1]
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
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概要 編集

カイロソフトを代表するゲーム会社経営シミュレーションゲームの1つ。カイロソフトが知られるきっかけとなったパソコン用ゲーム『ゲーム発展途上国IIDX』(2001年公開)を、携帯電話向けにシステムを簡略化して移植した『ゲーム発展途上国』および追加要素を加えた『ゲーム発展途上国2』をベースとして発展したゲームであり、カイロソフトの公式サイト「カイロパーク」が開設された際に2つの移植版が公開された。この時に公開された作品は『ゲーム発展途上国2』をほぼそのまま移植した無償版の『ピコピコ!ゲーム博覧会』と、追加要素を加えた有償版の『ゲーム発展国++』であった。

ゲーム内容 編集

前作までと同様にゲームソフトゲーム機の開発やゲーム開発会社の経営を行い、お金を稼いだり、売り上げ本数を競い合うことを目的としている。社員にブーストを与えるアイテムの使用などによってゲームの質が左右し、売り上げに影響してくる。ゲームを発売すると雑誌レビューが表示される。このレビューの合計点数が32点以上だとゲームが「殿堂入り」し、そのゲームの続編が作れる。ただし、再び続編を作るためには、常に「殿堂入り」する必要がある。

本作で新たに追加された概念として「社員の職業」があり、その種類はプログラマー、シナリオクリエイター、デザイナー、サウンドクリエイター、ディレクター、プロデューサー、エンジニア、スーパーハッカーなど。社員の種類は一年がたつとそれぞれの社員に年俸を支払うが、転職やレベルアップによって年俸が増加する。

評価 編集

評価
集計結果
媒体結果
MetacriticiOS: 86/100[4]
レビュー結果
媒体結果
EurogameriOS: 9/10[5]
Giant BombiOS:      [6]
IGNiOS: 9.0/10[7]
TouchArcadeiOS:      [8]

iOSAndroid版の発売以降、欧米圏で話題となり、2011年のGame Developers Choice Awardsでは「Best Handheld Game」部門にノミネートした[9][10]

Metacriticでは80点台後半の高得点を獲得している[4]The A.V. Club英語版では、プレイヤーが会社をどう発展させるかの選択の自由度を賞賛している[11]。また、Eurogamerのケーザ・マクドナルドは「今までiPhoneでプレイした中で最高のもの」と評している[12]

脚注 編集

  1. ^ a b c d e f g 更新履歴”. カイロソフト. 2020年5月18日閲覧。
  2. ^ アプリの「auスマートパス」提供について”. カイロソフト (2012年2月22日). 2020年5月18日閲覧。
  3. ^ 経営ゲーで人気のカイロソフトがSwitchに参入!『ゲーム発展国++』など3つのゲームが10月11日に配信”. IGN Japan (2018年10月4日). 2020年5月18日閲覧。
  4. ^ a b Game Dev Story for iPhone/iPad Reviews”. Metacritic. CBS Interactive. 2020年4月12日閲覧。
  5. ^ MacDonald, Keza (2010年11月2日). “Game Dev Story Review”. Eurogamer. 2020年4月12日閲覧。
  6. ^ Davis, Ryan (2010年11月2日). “Game Dev Story review”. Giant Bomb. 2020年4月12日閲覧。
  7. ^ http://www.giantbomb.com/game-dev-story/61-32908/reviews/
  8. ^ Nelson, Jared (2010年10月12日). “‘Game Dev Story’ Review – Create Your Own Game Company”. TouchArcade. 2020年4月12日閲覧。
  9. ^ [GDC 2011]やっぱり「Red Dead Redemption」は強かった。「Minecraft」も大健闘した,第11回「Game Developers Choice Awards」”. 4Gamer.net (2011年3月4日). 2020年5月18日閲覧。
  10. ^ 新清士 (2011年2月16日). “日本発の無名アプリ「ゲーム発展国++」に世界が注目”. 日本経済新聞. 2020年5月18日閲覧。
  11. ^ November 1, 2010” (英語). the A.V. Club. 2011年10月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月18日閲覧。
  12. ^ Game Dev Story” (英語). Eurogamer.net (2010年11月2日). 2020年5月18日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集