コウカンチョウ (紅冠鳥、学名:Paroaria coronata)は、スズメ目ホオジロ科に分類される鳥類。

コウカンチョウ
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
: ホオジロ科 Emberizidae
: Paroaria
: コウカンチョウ
P. coronata
学名
Paroaria coronata
(Miller, 1776)
和名
コウカンチョウ
英名
Red-crested Cardinal

分布

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ボリビア東部、パラグアイウルグアイブラジル南部、アルゼンチン北部、ハワイ諸島[2]

形態

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全長約10センチメートル。頭部、冠羽、胸の中央が赤く、背面は灰色。翼と尾羽は黒く、下面は白い。[3]

生態

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基本的につがいか小群で暮らし、非繁殖期にはより大きな群れで生活することもある。営巣期には雌雄両方とも雛への給餌を行う。[2][3]

種子、果実、昆虫を食べる。湿地帯で採餌することも多く、浮草の上を歩く際には、脚が大きく爪先が長いことが体重の分散に役立っている。[2][3]

人間との関係

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美しい声で鳴くため飼育目的で捕獲され、それによって個体数が減少する地域も存在した。ハワイには1928年に移入された。[2]

脚注

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  1. ^ BirdLife International. 2018. Paroaria coronata. The IUCN Red List of Threatened Species 2018: e.T22721582A132144578. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2018-2.RLTS.T22721582A132144578.en. Accessed on 02 October 2023.
  2. ^ a b c d クリストファー・M・ペリンズ監修・山岸哲日本語版監修『世界鳥類事典』 同朋舎,308-309頁,1996,12,20, ISBN 4-8104-1153-2
  3. ^ a b c バードライフ・インターナショナル総監修・山岸哲日本語版総監修『世界鳥類大図鑑』ネコ・パブリッシング,2009,1,30, ISBN 978-4-7770-5242-4