コスモス359号ロシア語: Космос-359、ラテン文字表記の例: Kosmos 359, Cosmos 359)とは、1970年ソビエト連邦が打ち上げた宇宙機である。金星探査機として宇宙待機軌道に打ち上げられたが、金星へ向かう軌道に乗せることができなかったため、コスモス衛星の名前が与えられた[2]

コスモス359号
所属 ソビエト連邦
国際標識番号 1970-065A
カタログ番号 04501
状態 運用終了
目的 金星探査
打上げ機 モルニヤ
打上げ日時 1970年8月22日
消滅日時 1970年11月6日
質量 6500kg
軌道要素
周回対象 地球
軌道 低軌道
近点高度 (hp) 210km[1]
遠点高度 (ha) 910km[1]
軌道傾斜角 (i) 51.5[1]
軌道周期 (P) 95.5分[1]
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飛行 編集

コスモス359号は1970年8月22日にモルニヤロケットによりバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた。探査機は宇宙待機軌道に投入された後、金星遷移軌道に移動するためロケットを噴射した。しかし噴射は正常に行われず、地球周回楕円軌道に移動したのみに終わった[2]。打ち上げ2ヶ月半後の1970年11月6日、衛星は地球の大気圏に再突入した[1]

この探査機は7日前に打ち上げられたベネラ7号と同型機で、着陸機を備えていたと考えられている[2]

参考文献 編集

  1. ^ a b c d e Launch/Orbital information for Cosmos 167”. NASA NSSDC. 2013年10月4日閲覧。
  2. ^ a b c Cosmos 359”. NASA NSSDC. 2013年10月4日閲覧。

関連項目 編集