コビトサギ(小人鷺、学名:Zebrilus undulatus)は、サギ科に分類される鳥類の一種である。本種1種でコビトサギ属を構成する。

コビトサギ
コビトサギ
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: ペリカン目 Pelecaniformes
: サギ科 Ardeidae
: コビトサギ属 Zebrilus
: コビトサギ Z. undulatus
学名
Zebrilus undulatus
(Gmelin, 1789)
和名
コビトサギ
英名
Zigzag Heron

分布 編集

南アメリカ北部から中部(コロンビア東部、ベネズエラからブラジル西南部、ボリビア北部まで)に分布する。

形態 編集

体長約30 cm。サギ科で最も小型の種のひとつである。頭上にはやや長めの冠羽がある(このため、サンカノゴイ亜科ではなくアオサギ亜科に分類されることもある)。頭上は黒色、翼と尾は黒褐色で、翼には淡褐色の細かい横斑が入る。体の下面は淡い黄褐色で、褐色の斑が入る。虹彩は黄色である。嘴は他のサンカノゴイ亜科の種と比べると短く厚めである。

幼鳥は、体の上面が赤褐色で、顔、頸、胸は明るい赤褐色である。

生態 編集

沼地や河川沿いの森林に生息する。

魚類両生類甲殻類昆虫類を捕食する。

参考文献 編集

  • 『世界の動物|分類と飼育 コウノトリ目+フラミンゴ目』、財団法人東京動物園協会、1985年、36頁

関連項目 編集