コーラスライン (映画)
『コーラスライン』(A Chorus Line)は、1985年公開のミュージカル映画。監督はリチャード・アッテンボロー。アーノルド・シュルマンによる映画脚本は、ジェームズ・カークウッドとニコラス・ダンテによる1975年初演の同名のミュージカル作品の台本に基づいている。
コーラスライン | |
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A Chorus Line | |
監督 | リチャード・アッテンボロー |
脚本 | アーノルド・シュルマン |
製作 |
サイ・フューアー アーネスト・H・マーティン |
製作総指揮 | ゴードン・スタルバーグ |
出演者 |
マイケル・ダグラス アリソン・リード テレンス・マン |
音楽 |
エドワード・クレバン(作詞) マーヴィン・ハムリッシュ(作曲) |
撮影 | ロニー・テイラー |
編集 | ジョン・ブルーム |
配給 |
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公開 |
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上映時間 | 113分 |
製作国 |
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言語 | 英語 |
製作費 | $2700万 |
興行収入 | $14,202,899[1] |
配給収入 |
14億5000万円[2] ![]() |
ストーリー編集
往年のスターダンサーだったキャシー(アリソン・リード)は仕事を求め、ブローウェイのオーディションを受けに行く。そこでのディレクターは昔の恋人のザック(マイケル・ダグラス)だった。ザックはかつてのキャシーを想うあまり「コーラスはキャシーにはふさわしくない」と考え、キャシーは「このオーディションに来ているダンサーは皆素晴らしく、自分もその中でダンサーとして踊りたい」と訴える。キャシーとザックの揺れ動く感情と、最終選考に残ったダンサーの様々な人生が交差しながらも、オーディションは進んでいく。
キャスト編集
※括弧内は日本語吹替
- ザック - マイケル・ダグラス(堀勝之祐)
- キャシー - アリソン・リード(久野綾希子)
- ラリー - テレンス・マン(内田直哉)
- マーク - マイケル・ブレビンズ(西尾巧)
- ディアナ - ヤミール・ボージェス(羽村京子)
- コニー - ジャン・ガン・ボイド(深見梨加)
- リチー - グレッグ・バージ(山寺宏一)
- ポール - キャメロン・イングリッシュ(堀内賢雄)
- アル - トニー・フィールズ(山形ユキオ)
- クリスティン - ニコール・フォッシー(神代智恵)
- シーラ - ヴィッキー・フレデリック(小宮和枝)
- ビビ - ミシェル・ジョンストン(岡本麻弥)
- ジュディ - ジャネット・ジョーンズ(安達忍)
- マギー - パム・クリンガー(伊藤美紀)
- ヴァル - オードリー・ランダース(松井菜桜子)
- マイク - チャールズ・マクゴアン(星野充昭)
- グレッグ - ジャスティン・ロス(中村秀利)
- ドン - ブレイン・サヴェージ(古田信幸)
- ボビー - マット・ウエスト(大塚芳忠)
曲目編集
No | タイトル | 歌 |
---|---|---|
1 | I Hope GET IT | 全員 |
2 | Who Am I Anyway | ポール |
3 | I Can Do That | マイク |
4 | At The Ballet | シーラ、ビビ、マギー |
5 | Hello twelve Hello thirteen Hello love | 全員 |
6 | Surprise Surprise | リチー |
7 | Nothing | ディアナ |
8 | Dance ten Looks three | ヴァル |
9 | Let Me Dance For You | キャシー |
10 | ONE (Rehearsal) | 全員 |
11 | What I Did For Love | キャシー |
12 | ONE (Finale) | 全員 |
舞台裏編集
- リチーの「Surprise Surprise」とキャシーの「Let Me Dance For You」は新たに追加された映画用のオリジナル曲。作曲者は舞台曲と同じマーヴィン・ハムリッシュが行った為、舞台での世界観を損なわない仕上げとなっている。
- 当初はザックの役にジョン・トラボルタが考えられていた。しかし当時トラボルタが大スターだった為に脚本が大きく変わりオリジナティが無くなってしまった為に断念した。
- 整形し抜群のプロポーションとルックスに10点満点のダンス力を持ったヴァルの役の選定は難航し3000人と言われた応募者の中からも見つからなかった。オードリー・ランダースを見つけた時に監督のアッテンボローは嬉しさの余りオードリーが当時の人気ドラマ「ダラス」に出演している女優だという事に気が付かなかった。
- トラボルタが出演しない事がきまり、大スター不在でキャスティングが行われたコーラスラインで唯一名が売れているマイケル・ダグラスの起用に関してはマイケル自身の強い希望もありギャランティやクレジットに関して特別な扱いをしない条件で参加している。
- 冒頭11分台半ば、バレエが踊れずザックから強い調子で退場を命じられたた黄色のトランクス[注 1]の女性ダンサーが、その数分後も舞台で踊っている。[注 2]
参考文献編集
- ^ “A Chorus Line” (英語). Box Office Mojo. Amazon.com. 2011年9月14日閲覧。
- ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)450頁
注釈編集
外部リンク編集
- コーラスライン - MOVIE WALKER PRESS
- コーラスライン - allcinema
- コーラスライン - KINENOTE
- A Chorus Line - オールムービー(英語)
- A Chorus Line - IMDb(英語)