サウンドテーブルテニス

サウンドテーブルテニス日本で考案された卓球を模した球技である[1]

起源 編集

1933年に発祥[2]。当時の栃木県足利盲学校の校長が[2]視覚障害者の訓練、リハビリのために始めたとされ[1]、当時は盲人用ピンポンと称していた[2]。年々、競技として楽しむ動きが広がっており2004年からは、「日本視覚障害者卓球連盟」主催の全国大会が毎年開かれている[1]。競技人口は1,000人以上とされている[1]

概要 編集

ルール 編集

※詳細なルールは、大会や地域によって異なる。

  • 審判の「プレー」という声から10秒以内に、サーバーは「いきます」と声を出し、レシーバーが5秒以内に「はい」と言ってから、5秒以内に試合開始。
  • 金属が入った音の鳴るピンポン球を、ラバーの貼っていない木製ラケットで、相手コートに打ち返す。
  • 打った球が、相手のラケットに触れる前にエンドフレームに当たれば得点。ただし、フレームに当たっても、球が台から落ちたり、打った球がネットに触れて、相手コートに達しなかった場合、相手の得点になる。
  • 1ゲーム11点で、5ゲームマッチ。3ゲーム先取したプレーヤーが勝ち。

一般的な卓球との違い 編集

  • 音の鳴る金属球が4つ入った球を使う。
  • 球を転がして打ち合う。
  • 卓球台は高さ1.5cm球の落下防止用のエンドフレーム・サイドフレームを設ける。(落下防止用フレームは、段ボールなどで代用可)
  • ラバーを貼らない木製のラケットを使う。
  • プレイヤーはアイマスク・アイシェードを使う。(種目によって使わないこともある)

脚注 編集

注釈 編集

出典 編集

  1. ^ a b c d サウンドテーブルテニス”. パラスポーツ図鑑|NHK福祉ポータルハートネット. 日本放送協会. 2022年4月26日閲覧。
  2. ^ a b c 2 年表 「学制・医制・あはき法と群馬栃木県の盲学校等の推移」”. とちのみ会(栃木県立盲学校同窓会). 2020年11月27日閲覧。

参考文献 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集