サラマンカ新大聖堂

スペインのサラマンカにある大聖堂
サラマンカ新大聖堂

サラマンカ新大聖堂(英語名:New Cathedral of Salamanca)はスペインサラマンカにあるカトリック教会である。ユネスコ世界遺産サラマンカの旧市街」の構成遺産となっている[1]

歴史編集

サラマンカ旧大聖堂は狭隘だったため[1]、1513年に新大聖堂の建設を開始した。その後2世紀余りを経て、1733年に新大聖堂が完成した[2]

建物編集

サラマンカ新大聖堂の建設工事は2世紀以上にわたったため、ゴシック建築ルネサンス建築バロック建築の3つの様式が混在している。聖書に記された預言者・伝道者の人物の胸像がある円形装飾があり、100に近いステンドグラスそしてイエスヒスパニック教会の聖人のレリーフがある[2]

パイプオルガン編集

「天使の歌声」という通称を持ちながら、200年以上も音が出ず壊れたままの放置状態だった。1974年にオルガン製造者の辻宏が新大聖堂を訪れ、そして惹かれた[3]。当時の神父ビクトリア―ノに修理を交渉し、いったんは断られたものの、辻は諦めずに機会を待った。1985年2月に日本から皇太子(現在の上皇)と美智子(現在の上皇后美智子)夫婦が訪れたことがきっかけに、1988年末に東京でコンサートによる募金や、スペイン進出の日本企業などの資金提供が行われた[4]

辻は1989年8月に修復作業を開始。1990年3月22日に終了、3日後の3月25日に奉献式を行い、日本のNHKとスペインの国営放送TVEと共同のお披露目コンサートが生中継された[4]1994年10月には即位後の天皇皇后陛下が訪れ、演奏を聴いた[4]。1994年には岐阜県県民ふれあい会館のホール棟「サラマンカホール」が完成。岐阜県の要望によって、サラマンカ近郊のビリャマヨール村の石彫技術者が彫刻作品を制作し、1998年3月に取り付けられた[4]

脚注編集

  1. ^ a b 阪急交通社(世界遺産・サラマンカの旧市街)
  2. ^ a b エクスペディア(サラマンカ新大聖堂)
  3. ^ 日本テレビ「心揺さぶれ!先輩ROCK YOU」
  4. ^ a b c d 日本とサラマンカ大学友の会(日本とサラマンカ)

関連項目編集

外部リンク編集