ザ・グレート・プリテンダー

プラターズ及び、フレディ・マーキュリーの楽曲

ザ・グレート・プリテンダー」(The Great Pretender)は、アメリカコーラス・グループプラターズの曲で、作詞作曲バック・ラムトニー・ウィリアムズリードボーカルを務めた[1]

「ザ・グレート・プリテンダー」
プラターズシングル
B面 アイム・ジャスト・ア・ダンシング・パートナー
リリース
規格 レコード
録音 1955年
ジャンル リズム・アンド・ブルース
ドゥーワップ
時間
レーベル マーキュリー・レコード
作詞・作曲 バック・ラム
プロデュース バック・ラム
ミュージックビデオ
「The Great Pretender」 - YouTube
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1955年11月3日にシングルとしてリリースされ、1956年にR&Bチャートポップチャートの両方で1位に達し、イギリスのチャートでは5位に達した[2]

プラターズバージョン

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ラムは、「オンリー・ユー」の成功をフォローするために、フラミンゴ・ラスベガスの洗面所でこの歌を約20分で書いたと報告している[1]

2004年、この歌はローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500に投票され、プラス・ジョンソンテナーサックスを演奏した。

フレディ・マーキュリーバージョン

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「ザ・グレート・プリテンダー」
フレディ・マーキュリーシングル
初出アルバム『ザ・フレディ・マーキュリー・アルバム
A面 ザ・グレート・プリテンダー (エクステンデッド・ヴァージョン)[3]
ザ・グレート・プリテンダー[注 1][4]
ザ・グレート・プリテンダー (オリジナル・シングル・ヴァージョン)[5][6]
B面 エクササイズ・イン・フリー・ラヴ[注 2] (7" single, 1987年盤)[4]
ラヴ・キルズ (ウルフ・ユーロ・バージョン) (8cmCD, 1993年盤)[5]
マイ・ラヴ・イズ・デンジャラス (8cmCD, 1995年盤)[6]
リリース
規格 7" single (日本盤のみ)
12" single (イギリス盤のみ)
8cmCD (日本盤のみ)
録音 1987年2月23日
ジャンル ポップ・ロック
時間
レーベル パーロフォン (イギリス)
東芝EMI (日本)
作詞・作曲 バック・ラム
プロデュース デヴィッド・リチャーズ
フレディ・マーキュリー
マイク・モラン
フレディ・マーキュリー シングル 年表
タイム
(1986年)
ザ・グレート・プリテンダー
(1987年)
バルセロナ
(1987年)
ミュージックビデオ
「The Great Pretender」 - YouTube
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1987年に、イギリスロックバンドクイーンのフロントマンであるフレディ・マーキュリーによって再び人気を博し、フレディのバージョンは全英シングルチャートで4位にまで達した。1987年春のインタビューでフレディは、この歌が自分のキャリアやステージでの見方に特に適していると説明した[7]

フレディの曲のミュージック・ビデオでは、「RADIO GA GA」、「愛という名の欲望」、「ボヘミアン・ラプソディ」、「ブレイク・フリー (自由への旅立ち)」などのミュージック・ビデオでフレディが演じてきたキャラクターのパロディが見られる。このビデオは、フレディのトレードマークであった口ひげを剃ったことも注目された。2019年には、通常バージョン・エクステンデッドバージョンの両方のミュージックビデオが4Kリマスターされ、ボックス・セット『ネヴァー・ボーリング』に収録された。

シングル収録曲

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1987年盤

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7" single (日本盤のみ)[4]
  1. ザ・グレート・プリテンダー[注 1] - The Great Pretender (Ram)
  2. エクササイズ・イン・フリー・ラヴ[注 2] - Exercises In Free Love (Mercury, Moran)
12" single (イギリス盤のみ)[3]
  1. ザ・グレート・プリテンダー[注 1] (エクステンデッド・ヴァージョン) - The Great Pretender (Extended Version) (Ram)
  2. ザ・グレート・プリテンダー[注 1] (7インチ・ヴァージョン) - The Great Pretender (7" Version) (Ram)
  3. エクササイズ・イン・フリー・ラヴ[注 2] (7インチ・ヴァージョン) - Exercises In Free Love (7" Version) (Mercury, Moran)

1993年盤

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8cmCD (日本盤のみ)[5]
  1. ザ・グレート・プリテンダー (オリジナル・シングル・ヴァージョン) - The Great Pretender (Original Single Version) (Ram)
  2. ラヴ・キルズ (ウルフ・ユーロ・バージョン) - Love Kills (Wolf Euro Version) (Mercury, Moroder)

1995年盤

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8cmCD (日本盤のみ)[6]
  1. ザ・グレート・プリテンダー (オリジナル・シングル・ヴァージョン) - The Great Pretender (Original Single Version) (Ram)
  2. マイ・ラヴ・イズ・デンジャラス - My Love Is Dangerous (Mercury)

タイアップ

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その他のカバー

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脚注

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注釈

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  1. ^ a b c d 旧邦題は「グレイト・プリテンダー
  2. ^ a b c 旧邦題は「恋するプリマドンナ

出典

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  1. ^ a b Buck Ramへのインタビュー - ポップ・クロニクルズ(1969年)
  2. ^ Whitburn, Joel (2004). Top R&B/Hip-Hop Singles: 1942-2004. Record Research. p. 463 
  3. ^ a b c Freddie Mercury - The Great Pretender - 12R6151”. Discogs. 2019年10月11日閲覧。
  4. ^ a b c Freddie Mercury - The Great Pretender - EMS-17697”. Discogs. 2019年10月11日閲覧。
  5. ^ a b c d Freddie Mercury - The Great Pretender - TODP-2396”. Discogs. 2019年10月11日閲覧。
  6. ^ a b c d Freddie Mercury - The Great Pretender - TODP-2505”. Discogs. 2019年10月11日閲覧。
  7. ^ Interview of Freddie Mercury by Rudi Dolezal. 1987.