シャンパン社会主義者

シャンパン社会主義者(シャンパンしゃかいしゅぎしゃ、英:Champagne socialist) とはイギリスにおいて、貧困・格差是正・難民受け入れなど口では「正義」「公正」「平等」「分配」などをメディアで聞こえのよい主張で人気取りのパフォーマンスをしながらも、実生活では自らの富・地位・特権を維持したまま、上記の負担忌避や負担そのものをしていてない二枚舌で偽善な左派を軽蔑・批判する言葉である。彼等は、国境を軽視しているグローバリスト[1]であり、内心は選民思想の持ち主である。表向きには様々や理想論を語って、自らを一般労働者層や貧困層側と主張しながら、本音の部分で低賃金労働者階級・低学歴者に対する差別意識を大なり小なり持っている。彼らは、メディアや政治家とのコネクションを通じて社会的影響力のある発言権が与えられていることが多いが、現居住国が亡国の危機に晒されたら外国に逃げるつもりでいると揶揄・批判されている。各国に類語がある[2][3][4][5][6][7][8]

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概要編集

  • この言葉は左派的な主張と実生活とが矛盾しているジャーナリスト・大学教授・政治家など上層階級として快適な生活環境で暮らす偽善者を描写するために使用される。これはリベラルな主張をしている者が贅沢な飲み物とされるフランスシャンパーニュ地方シャンパン[9]を普段から飲めるような収入を得て、格差是正のための増税受け入れや難民受け入れなど負担を実生活では拒否している欺瞞ことに皮肉っている。これは、彼らの主張を支持層に向けた人気取りのための偽善の飾りとして、リベラル言論する者の主張と実態の乖離に関連している[10][11][12] 。彼等はその国の中で高所得者層又は富裕層に分類される身でり、家賃が高く貧困層どころか中間層も住めないような建物や世田谷区内の高級住宅街区画のようなところに住みながら、世の中はどうしてこんなに不平等なのだろうと発信している[13]
  • オーストラリア英語でも、自らは裕福な生活を楽しみながらも社会主義的価値観を主張する人を英国のシャンパン社会主義者のように、シャルドネ社会主義者と言う[14]
  • アメリカ合衆国では1969年のニューヨーク市長選で「リムジン・リベラル」という言葉が最初に使われた。ハリウッドのセレブなどに見られる、環境保護のためと自転車を勧めながら自身は自家用機、動物愛護団体支持を表明しながら高級な皮のベルトや靴を愛用しているなどリベラルな主張と行動が伴っていない人々を批判する言葉となっている。後に彼らへの嫌悪や反発が、ドナルド・トランプを大統領へ当選させた要因の一つになっている。対抗候補だったヒラリー・クリントンは、「リムジン・リベラル」の代表格のように認識されているため、大統領選期間中にアメリカの有権者の多数派にウォール街と闘う姿勢を最後まで信じてもらなかった[8]
  • 口では経済的不平等批判で、低所得層を代弁しているように見せているが、自身は高級車に乗っているような偽善的な進歩主義者を意味する類語にはアメリカの「リムジン・リベラル(en:Limousine liberal)」、韓国の「江南左派(ko:강남좌파)」、フランスの「キャビア左派(Gauche caviar)」、日本の上念司が提唱している「世田谷自然左翼」、ドイツの「トスカーナ分派(Toskana-Fraktion)」がある。「民主的社会主義者」を自任している バーニー・サンダース議員は、貧困層を支持層にしている典型的なリムジン・リベラルと指摘されている。彼はアメリカ合衆国でも上位1%の超富裕層であり、サンダース夫妻の収入は、米国の家庭の所得平均の9倍であり、自身が批判した勝者一人占め社会における成功公式の下で稼いで、高級車にも乗っている。そのため、左派作家のクリスティーン・テイトは、「熱心に働く人を侮辱した。」と批判している。統一日報や東亜日報などは代表的な江南左派として、株だけで15億ウォン(約1.5億円)の資産を持つ共に民主党李在明 (政治家)、後に数々の自己の主張との矛盾した実生活の不正が発覚することになるチョ・グクソウル大教授(文在寅政権で大統領府民情首席秘書官、法務部長官を歴任)をあげている[6][5][15][16][17][18][7][13]

関連項目編集

脚注編集

  1. ^ 先進国・発展途上国間でも国境の壁を低くし、ヒト・モノ・カネ・サービスを世界中のあらゆる人々が自由に行き来出来るようにすることを主張する者。
  2. ^ “Champagne socialists 'not as left wing as they think they are'”. The Telegraph. (2010年7月14日). http://www.telegraph.co.uk/news/newstopics/howaboutthat/7887888/Champagne-socialists-not-as-left-wing-as-they-think-they-are.html 2017年12月12日閲覧。 
  3. ^ Rooksby, Ed (2013年4月16日). “So what's the problem with champagne socialism?”. The Guardian. https://www.theguardian.com/commentisfree/2013/apr/16/what-problem-champagne-socialism-francois-hollande 2017年12月12日閲覧。 
  4. ^ リリー・アレン、難民受け入れに対する二枚舌でツイッターが大炎上! - 映画 Movie Walker” (日本語). Movie Walker. 2019年8月6日閲覧。
  5. ^ a b 【萬物相】韓国社会を退化させる「進歩ジジイ」たち-Chosun online 朝鮮日報”. archive.is (2019年4月4日). 2019年8月6日閲覧。
  6. ^ a b 「進歩」で生きていくことは実に難しい” (日本語). www.donga.com (2019年6月15日). 2019年8月6日閲覧。
  7. ^ a b 左翼エリートの選民思想(前編) (2019年11月21日) - エキサイトニュース(2/5)” (日本語). エキサイトニュース. 2022年11月7日閲覧。
  8. ^ a b 金子まい (2017年5月13日). “リムジン・リベラル —— 貧しき者の味方のつもりが、なりきれない金持ちたち?” (日本語). BUSINESS INSIDER JAPAN. 2022年11月7日閲覧。
  9. ^ 普通のスパークリングワインとは異なる。
  10. ^ a b シャンパン片手に貧困語る左派への反発、浮き彫りに~『ネルーダ 大いなる愛の逃亡者』
  11. ^ A Surprising Choice for France’s Foreign Minister - New York Times New York Times
  12. ^ Ken Follett: Novel activist”. BBC News. BBC (2000年7月3日). 2017年12月12日閲覧。 “Taking "Champagne socialist" jibes on the chin - "I've always been enthusiastic about Champagne" - the Groucho club member is no fair-weather friend of the party.”
  13. ^ a b 月刊Hanada2021年12月号 - 77 ページ , 月刊Hanada編集部 , 2021年
  14. ^ Deverson, Tony (2010) (英語), chardonnay socialist, Oxford University Press, doi:10.1093/acref/9780195584974.001.0001/acref-9780195584974-e-879, ISBN 978-0-19-558497-4, https://www.oxfordreference.com/view/10.1093/acref/9780195584974.001.0001/acref-9780195584974-e-879 2022年11月7日閲覧。 
  15. ^ 株だけで15億ウォンの資産家「李在明」” (日本語). www.donga.com (2017年3月25日). 2019年8月6日閲覧。
  16. ^ a b 統一日報 : 「江南左派」の二重生活”. 統一日報. 2019年8月19日閲覧。
  17. ^ a b “특목고 혜택 상위계층이 누려” 비판하더니… 조국의 ‘내로남불’”. archive.is (2019年8月19日). 2019年8月19日閲覧。
  18. ^ a b 統一日報 : 「江南左派」や祝福を受けたキリスト教徒が従北になる理由”. 統一日報. 2019年8月19日閲覧。
  19. ^ リリー・アレン、難民受け入れに対する二枚舌でツイッターが大炎上![リンク切れ]