ジェフ・ホーン

オーストラリアのボクサー (1988 - )

ジェフリー・クリストファー・ホーン・ジュニアJeffrey Christopher Horn Jr.1988年2月4日 - )はオーストラリアのプロボクサークイーンズランド州ブリスベン出身。元WBO世界ウェルター級王者。

ジェフ・ホーン
基本情報
本名 ジェフリー・クリストファー・ホーン・ジュニア
通称 The Hornet
The Fighting Schoolteacher[1]
階級 スーパーウェルター級
身長 175cm
リーチ 173cm
国籍 オーストラリアの旗 オーストラリア
誕生日 (1988-02-04) 1988年2月4日(36歳)
出身地 クイーンズランド州ブリスベン
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 24
勝ち 20
KO勝ち 13
敗け 3
引き分け 1
テンプレートを表示

来歴 編集

アマチュア時代 編集

2009年に最初のオーストラリアのタイトルを獲得し、2011年に再び獲得。ヘルシンキのジービートーナメントで銀メダルを獲得。

2011年にバクーで開催されたAIBA世界選手権に出場し、最終的にチャンピオンのエヴェルトン・ロペスに敗れた。

2012年に3回目のオーストラリアのタイトルと初のオセアニアのタイトルを獲得。同年、ロンドンオリンピックのライトウェルター級に出場し、準々決勝で敗退した[2]

プロ時代 編集

2016年4月27日、ブリスベンブリスベン・コンベンション・アンド・エキシビジョンセンター英語版で元世界2階級制覇王者のランドール・ベイリーと対戦し、ホーンが保持する王座とWBOインターコンチネンタルウェルター級王座決定戦を行い、ベイリーが7回終了時に棄権した為TKO勝ちを収め、WBOオリエンタル王座は7度目、IBFインターコンチネンタル王座は3度目の防衛、WBOインターコンチネンタル王座を獲得した[3]

2017年7月2日、ブリスベンサンコープ・スタジアムに観客51,052人を動員して、WBO世界ウェルター級王者のマニー・パッキャオと対戦し、12回3-0(117-111、115-113×2)の判定勝ちを収め王座を獲得した[4]

2018年6月9日、ラスベガスMGMグランド・ガーデン・アリーナで元スーパーライト級4団体統一王者でWBO世界ウェルター級1位のテレンス・クロフォードと対戦し、9回2分33秒TKO負けを喫し2度目の防衛に失敗、王座から陥落した[5][6]

2020年8月26日、タウンズビルティム・チューと対戦し、8回TKO負け。これが現役最後の試合になった。

2023年7月3日、「記憶に問題を抱えているんだ。脳の検査を受けたが、このまま続けたらさらに悪化し、脳がもっとダメージを受けるリスクが非常に高いと言われた」として、記憶障害を理由に現役引退を発表した[7]

獲得タイトル 編集

  • オーストラリアウェルター級王座
  • WBOオリエンタルウェルター級王座
  • PABAウェルター級王座(防衛6=返上)
  • WBAパンアフリカンウェルター級王座
  • IBFインターコンチネンタルウェルター級王座
  • WBAオセアニアウェルター級暫定王座
  • WBOインターコンチネンタルウェルター級王座
  • WBO世界ウェルター級王座(防衛1)
  • WBOオリエンタルミドル級王座
  • WBAオセアニアミドル級王座

ペイ・パー・ビュー売上げ 編集

日付 イベント 売上げ テレビ局
2017年7月2日 マニー・パッキャオ vs. ジェフ・ホーン 6万件[8] Main Event

脚注 編集

  1. ^ “The schoolteacher about to fight Manny Pacquiao”. Sydney: BBC News. (2017年6月17日). https://www.bbc.com/news/world-australia-39866485 2017年6月18日閲覧。 
  2. ^ London 2012 60-64 kg men Olympic Boxing”. International Olympic Committee. 2017年7月2日閲覧。
  3. ^ Horn stops Bailey in seven Fightnews.com 2016年4月27日
  4. ^ パッキャオ敗れる! ホーンが熱戦制して新王者に Boxing News(ボクシングニュース) 2017年7月2日
  5. ^ Terence Crawford defeats Jeff Horn by TKO to clinch WBO welterweight boxing title”. ABC (2018年6月10日). 2018年6月10日閲覧。
  6. ^ クロフォード3階級制覇 ホーンを圧倒 9回TKO Boxing News(ボクシングニュース) 2018年6月10日
  7. ^ ホーンが現役引退、パッキャオ破った元WBOウエルター級王者”. AFPBB News (2023年7月3日). 2023年7月4日閲覧。
  8. ^ Random thoughts: Credit Haney, Kambosos for making the right fight at right time”. Dan Rafael (2022年6月16日). 2022年6月16日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集

前王者
マニー・パッキャオ
WBO世界ウェルター級王者

2017年7月2日 - 2018年6月9日

次王者
テレンス・クロフォード