ジュリアス・カリウキ(Julius Kariuki、1961年6月12日 - )はケニアの陸上競技選手、ソウルオリンピック男子3000mSC金メダリスト。

ジュリアス・カリウキ
Julius Kariuki
Portal:陸上競技
選手情報
国籍  ケニア
競技 陸上競技
種目 3000mSC
生年月日 (1961-06-12) 1961年6月12日(62歳)
生誕地 ケニアの旗 中央州ニャフルル
身長 181cm
体重 62kg
獲得メダル
 ケニア
陸上競技
オリンピック
1988 ソウル 3000mSC
IAAFワールドカップ
1985 キャンベラ 3000mSC
1989 バルセロナ 3000mSC
コモンウェルスゲームズ
1990 オークランド 3000mSC
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カリウキは中央州ニャフルル(現在はリフトバレー州)に生まれた。陸上競技の開始時期は遅く、23歳のロサンゼルスオリンピックで国際大会のデビューを飾った[1]。この時は3000mSCに出場して7位に入っている。この翌年も3000mSCで活躍を遂げ、アフリカ陸上競技選手権大会にて優勝、続いてIAAFワールドカップを僅差で制した。

カリウキがソウルオリンピックに出場した際、彼に対する大方の反応はケニア代表3番手の選手というものであった[1]。しかし予想は裏切られる。決勝でのカリウキはするどいスタートダッシュを決めた後、同じケニア代表のピーター・コエチとともにスパートをかけた。さらにはコエチらも置き去りにして走り続け、ゴール前数メートルになるとペースを落としたものの優勝を果たした。8分05秒51の優勝記録はヘンリー・ロノの世界記録8分05秒40にわずかに届かなかったが、この年の世界ランキング1位に輝いている。

1989年、カリウキはユニバーシアード10000mを制し、IAAFワールドカップ3000mSCで連覇を飾った。1990年のコモンウェルスゲームズ3000mSCを楽勝した後、1991年の世界陸上競技選手権大会では4位となった[2]。カリウキはこの大会後も数年にわたり3000mSCの世界的な選手であり続けたが、新たな選手の台頭に阻まれ、ケニア代表としての出場は1991年世界陸上競技選手権大会が最後となった。

記録 編集

  • 5000m - 13分39秒80(2004年)
  • 2000mSC - 5分14秒43(1990年)、世界記録
  • 3000mSC - 8分05秒51(1988年)

脚注 編集

  1. ^ a b Julius Kariuki sporting-heroes.net 2011年3月9日閲覧
  2. ^ Julius Kariuki IAAF. 2011年3月9日閲覧

外部リンク 編集