スティル・ライフ (バンド)

スティル・ライフStill Life)は、イギリスプログレッシブ・ロック・バンド。長い間メンバーが謎であったが、2002年ドラマーにより、インターネット上でメンバー、ボーカル+キーボード・トリオ編成である事が判明した。

来歴 編集

  • 1965年
マーティン・キュアー、グラハム・エイモス、ロイ・アルブライトン、ポール・ウィルキンソンでザ・ピープスを結成。
  • 1967年
バンド名をマーティン・キュアー・アンド・ザ・ピープスに改名。
  • 1968年
テリー・ハウエルズ加入。アルブライトンが脱退、ネクターを結成。ゴードン・リード加入。バンド名をザ・レインボーズに改名。
  • 1969年
ギグを行っていたハンブルクでウィルキンソンが脱退、フライング・マシーンに加入。
イギリス帰国後にリードが脱退。
  • 1970年
キュアー、ハウエルズ、エイモスはアラン・サヴェージを加えバンド名をスティル・ライフに改名。1stアルバム『スティル・ライフ』を録音。翌年、ヴァーティゴより発売した。
  • 1971年
解散。キュアーはキューピッツ・インスピレーションに加入した後、NWOBHM隆盛期に「CHEVY」のボーカルとして活動[1]

メンバーと担当楽器 編集

ザ・ピープス (The Peeps) 1965年 - 1966年 編集

  • マーティン・キュアー (Martin Cure) - ボーカル
  • グラハム・エイモス (Graham Amos) - ベース
  • ロイ・アルブライトン (Roy Albrighton) - ギター
  • ポール・ウィルキンソン (Paul Wilkinson) - ドラム

マーティン・キュアー・アンド・ザ・ピープス (Martin Cure And The Peeps) 1967年 編集

  • マーティン・キュアー (Martin Cure) - ボーカル
  • グラハム・エイモス (Graham Amos) - ベース
  • ロイ・アルブライトン (Roy Albrighton) - ギター
  • ポール・ウィルキンソン (Paul Wilkinson) - ドラム

ザ・レインボーズ (The Rainbows) 第1期 1968年 - 1969年 編集

  • マーティン・キュアー (Martin Cure) - ボーカル
  • グラハム・エイモス (Graham Amos) - ベース
  • ロイ・アルブライトン (Roy Albrighton) - ギター
  • テリー・ハウエルズ (Terry Howells) - オルガン
  • ゴードン・リード (Gordon Reed) - ドラム

ザ・レインボーズ (The Rainbows) 第2期 1969年 編集

  • マーティン・キュアー (Martin Cure) - ボーカル
  • グラハム・エイモス (Graham Amos) - ベース
  • テリー・ハウエルズ (Terry Howells) - オルガン
  • ゴードン・リード (Gordon Reed) - ドラム


スティル・ライフの曲を数曲演奏していた。

スティル・ライフ (Still Life) 1970年 - 1971年 編集

  • マーティン・キュアー (Martin Cure) - ボーカル
  • テリー・ハウエルズ (Terry Howells) - オルガン、ピアノ、エレクトリック・ピアノ
  • グラハム・エイモス (Graham Amos) - ベース
  • アラン・サヴェージ (Alan Savage) - ドラム


1stアルバム『スティル・ライフ』録音。
マーティン・キュアーは1曲目、4曲目のアコースティックギター、フルートを演奏していると思われるが詳細は不明。 また、マーティンの他にメイン・ボーカルを取っているメンバーがいるとも思われるが、こちらも詳細は不明である。

ディスコグラフィ 編集

スタジオ・アルバム 編集

  • 『スティル・ライフ』 - Still Life (1971年)
    • 内容もさることながら、『花と髑髏』のジャケットの美しさも、このアルバムのカルト的人気を支える重要な要因となっている。

オムニバス・アルバム 編集

  • Superheavy Vol. 1 (1971年) ※「Don't Go」「Love song no.6」で参加
ペルーで発表されたヴァーティゴ・レーベルのオムニバス・アルバム。ここにはスティル・ライフのメンバー、楽器編成が記載されていた。

その他 編集

  • The Peeps / 「Now Is The Time / Got Plenty Of Love」 (1965年)
  • The Peeps / 「What Can I Say? / Don't Talk About Love」 (1965年)
  • The Peeps / 「Gotta Get A Move On / I Told You Before」 (1966年)
  • The Peeps / 「Tra La La / Loser Wins」 (1966年)
  • Martin Cure And The Peeps / 「I Can Make The Rain Fall Up / It's All Over Now」 (1967年)
  • The Rainbows / 「Rainbows / Nobody But You」 (1969年 The Rainbows 第1期)
  • The Rainbows / 「New Day Dawning / Days And Nights」 (1969年 The Rainbows 第1期)

関連項目 編集

  • マーティン・キュアー・アンド・ザ・ピープス (前身バンド。マーティン・キュアー、グラハム・エイモス 在籍)
  • キューピッツ・インスピレーション (マーティン・キュアー 在籍)

脚注 編集

  1. ^ 伊藤政則 (2020年12月12日). “GO TO ROCK AND ROLL~ロックの現場から~その6”. POWER ROCK TODAY. 2022年12月22日閲覧。

外部リンク 編集