髑髏
白骨化したヒトの頭部の頭蓋骨
髑髏(どくろ、されこうべ、しゃれこうべ、しゃりこうべ、英: Skull)は白骨化したヒトの頭部の頭蓋骨を指す名称である。「されこうべ」(しゃれこうべ)は「晒され頭(こうべ)」の意味。一般に死の象徴とされる。
使用例
編集実物の利用
編集- 髑髏杯 - 実際の髑髏をさかずきとして使用したもの[1]。
- 髑髏本尊 - 中世密教の一つ「彼の法」集団では、男女の性液を混ぜた和合水を髑髏に塗り本尊の一つとしたとする説がある[2]。
- ダマル(チベット語: ཌ་མ་རུ།) - でんでん太鼓(振鼓)の一種。人間の頭骨も用いられた[3][4][5]。
形状を模したもの
編集- 髑髏杖 - 千手観音の左手の持物の一つ。
- カラベラ - メキシコでメキシコの祝日の死者の日やローマ・カトリック教会の死者の日に飾る髑髏。砂糖菓子(英: sugar confectionery)で食べられるものや、粘土で作られる。
捏造として知られるもの
編集デザイン・マーク・シンボル
編集モチーフとする人物・キャラクター等
編集- 人物
- ラ・パルカ - メキシコの覆面レスラー。
- アドルフォ・タピア・イバラ - メキシコのプロレスラー。初代ラ・パルカとして知られる。
- パルカ・ゲレーラ - 日本の覆面レスラー。
- キャラクター
- 黄金バット - 昭和初期〜後期の紙芝居や漫画、アニメ作品、およびその主人公。
- ガイキング - TVアニメ『大空魔竜ガイキング』、およびそのリメイク作品の主役メカ。
- キン骨マン - キン肉マンシリーズの登場人物。本名はシャレコウベ、ドクロ星出身を自称。
- ボーンコールド - キン肉マンII世の登場人物。
- 三悪 (タイムボカンシリーズ) - いずれの作品においても、髑髏をモチーフにしたシンボルマークを掲げている。また敗北(≒乗っていたメカが爆発)した時には髑髏型のキノコ雲が立つことが多い。
- ドクロベエ - ヤッターマンのキャラクター。
- ホラーマン - アンパンマンの登場人物。
- スカルマン - 石ノ森章太郎原作の漫画、及びその登場人物。
- 仮面ライダー - 直接のモチーフはバッタだが、そのバッタは「髑髏に似たもの」という基準で選ばれた。
- 仮面ライダースカル - 『仮面ライダーW』関連作品に登場する髑髏をモチーフにした仮面ライダー。
- ターミネーター - 映画ターミネーターシリーズに登場する殺人ロボット。人間の骨格を模した金属の内骨格(エンドスケルトン)を持ち、人間そっくりの外皮を被せて暗殺任務に用いられるほか、骨格のままでも戦闘を行う。
- コンピュータゲーム
- 音楽
- ホネホネロック - 日本の童謡。
- ドクロ (THE SLUT BANKSのアルバム) - THE SLUT BANKSのアルバム。
- その他
- DOKURO -毒狼- - 猿渡哲也の漫画作品。
- 黒麹芋焼酎 ど黒
博物館
編集- シャレコーベ・ミュージアム[6] - 世界初の頭蓋骨博物館(兵庫県尼崎市)
脚注
編集- ^ 髑髏杯とは - Weblio辞書
- ^ 受法用心集 - ウェイバックマシン(2021年4月10日アーカイブ分)
- ^ 『ダマル』 - コトバンク
- ^ The curious case of the Tibetan skull drum | Victoria and Albert Museum(ヴィクトリア&アルバート博物館)
- ^ Instruments of Macabre Origin | The Metropolitan Museum of Art(メトロポリタン美術館)
- ^ シャレコーベ・ミュージアム