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センチメントの季節』(センチメントのきせつ)は、榎本ナリコの漫画。『ビッグコミックスピリッツ』(小学館発行)に1997年45号から2001年18号まで連載された(ただし一時休載期間あり)。

概要編集

ある現代の女子高生(性的にだらしない・自意識過剰)の生活や実態を描いた作品で、女性の視点で社会的問題や、売春性行為などがリアルに描かれている。

作品は季節ごとにまとめた構成となっており、秋、春、夏、冬の順番になっている。1巡目の「第1シリーズ」は、1話完結のオムニバス、「2度目の-」と冠がある2巡目の「第2シリーズ」は、季節ごとにストーリーや登場人物を設定しているシリーズ方式のオムニバスとなっている。

1999年にWOWOWテレビドラマとして放送された(全8話)。

2017年に月刊バーズで『センチメントの行方』として復活した[1]。現在は雑誌休刊に伴い、デンシバーズ(現在はcomicブーストという名称)に移籍している。

登場人物編集

2度目の秋の章編集

沢村 サヨコ(さわむら さよこ)
ノストラダムスの大予言」を信じた女子高生。自慰中毒で性交を初経験して以来、悪化してセックス依存症に。
北原 ミキ(きたはら みき)
サヨコの友人。漫画好きで、特に灰島ヒカルのファンだったが、その変わり様に驚くも理解を示した。ヒカルがサヨコとセックスフレンドだったことを知ってショックを受けるが、すぐに和解した。セックスに拒否感を持っている。
黒木(くろき)
サヨコの初体験相手。童貞(早漏)だった為、挿入前に射精してしまい、それをバラされる恐怖心からサヨコと疎遠に。
田口 悠司(たぐち ゆうじ)
サヨコより1学年上の男子生徒。かなりの奥手で口がどもっていた。サヨコとの性交以降(と言うよりサヨコが処女じゃないと解ったとたん)、積極的になったがそれが原因で徐々にすれ違い破局。ショックのあまり登校拒否になる。貞操主義者。
灰島 ヒカル(はいじま ひかる)
男性エロ漫画家で、かつては少女漫画家。サヨコと出会いセックスフレンドに。代表作は「夢みる季節」。男ゆえに少女の心を掴めず路線変更した。サヨコに惚れられているが、彼はその友達ミキに惚れている。実は思考回路が田口 悠司と同じで、本命には手が出せず、欲求の捌け口をサヨコに求めた。

2度目の春の章編集

水野 晶(みずの あきら)
女子高生。基本的にはなんでも断れないタイプで、数々の男とセックスした。
根津 裕貴(ねづ ゆうき)
晶に憧れる男子生徒。ひ弱だったが、晶を守ったことをきっかけに彼女と付き合う。
根津(ねづ)
裕貴の父親。晶と援助交際したことがある。
根津 良枝(ねづ よしえ)
裕貴の母親。息子と夫の変貌に気付き、ノイローゼになる。

2度目の夏の章編集

伊藤 ミツル(いとう みつる)
大学の文芸部に所属する男子学生。文芸の才能は下降線を辿っていた。そんなある日、ある少女に出逢い才能を取り戻していくが…。
夏子(なつこ)
突然伊藤の前に現れた謎の少女。伊藤の家で暮らすようになる。
秋本(あきもと)
伊藤と同じサークルに所属する女子大生。伊藤のことが気になって仕方ないようだ。
早川 一郎(はやかわ いちろう)
男子高生。伊藤を監禁犯と見て、夏子を無理に匿う。

2度目の冬の章編集

岩崎 ノボル(いわさき のぼる)
男子高生。インターネットである女性と知り合うなど、それをきっかけに性に目覚める。ハンドルネームNOBODY
桐島 マユ子(きりしま まゆこ)
ノボルとは同級生の女子高生。売春の経験がある。
了子(りょうこ)
ネットを通じてノボルが知り合った女性。ハンドルネームはR

テレビドラマ編集

1999年12月にWOWOWで特番ドラマとしてオムニバス構成で放送された。監督は新村良二。ビデオ・DVD化の際には放送では未放送とされた濡れ場描写を加えての収録となった。

キャスト編集

還らざる海
小池祥絵、樋渡剛
反コギト
白川日菜、津々良響
かくれ家
星野志穂、遊海山典
汚れた悲しみ
河野真理子、斎藤亮太
ラブ・イズ・ブラインド
秋本乃枝、金子貴俊
クラゲの海
塚本高史、麻丘里絵
花見る人生
斉藤のぞみ、酒井敏也
沼の底で
中根徹、相沢花

ムービーコミック編集

2002年に、Webドラマという名称で、音声の付いたflashムービーがビッグコミックスピリッツの運営するサイト「SPINET」で会員に有料配信されていた。全68作品[2]。連載された既存の話を元にした作品が主だったが、「朝顔」[3]、「少女アルビレオ」(小説)[4]、「波ガラス」(イラストストーリー)[5] といった作品は描きおろしだった。

書誌情報編集

全て著者は榎本ナリコ、発行は小学館。

脚注編集

  1. ^ “榎本ナリコ「センチメントの季節」がバーズで復活!次号より連載スタート”. コミックナタリー. (2017年4月28日). https://natalie.mu/comic/news/230801 2019年3月15日閲覧。 
  2. ^ “SPINET”. SPINET. オリジナルの2004年2月20日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20040220225513/http://www.spi-net.jp/index.html 2019年3月15日閲覧。 
  3. ^ “SPINET”. SPINET. オリジナルの2002年7月31日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20020731040318/http://www.spi-net.jp/index.html 2019年3月15日閲覧。 
  4. ^ “SPINET”. SPINET. オリジナルの2002年8月14日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20020814204145/http://www.spi-net.jp/index.html 2019年3月15日閲覧。 
  5. ^ “SPINET”. SPINET. オリジナルの2002年10月2日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20021002181547/http://www.spi-net.jp/index.html 2019年3月15日閲覧。