コルディリネ属(コルディリネぞく、学名Cordyline)とは、リュウゼツラン科(APG植物分類体系ではキジカクシ科ロマンドラ亜科 Lomandroideae)の属の1つ。コルディリーネ属ともいう。和名はセンネンボク属

コルディリネ属
コルディリネ・テルミナリス
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 単子葉植物綱 Liliopsida
亜綱 : ユリ亜綱 Liliidae
: ユリ目 Liliales
: リュウゼツラン科 Agavaceae
: コルディリネ属 Cordyline

本文参照

インド、オーストラリア、熱帯アフリカ、中国などに分布し、20種程度ある。ドラセナ属Dracaena)とよく似ているので、園芸上は本属の植物も「ドラセナ」ということがある。

主な種 編集

観葉植物としてよく栽培されており園芸品種も多い。シノニムでコルディリネ・テルミナリスCordyline terminalis)とも。本種の園芸品種ヒロバC. terminalis 'Hiroba')は、本来のドラセナ(ドラセナ属)でないのにヒロバドラセナヒロドラなどといわれている。 ティーC. terminalis 'Ti')はハワイでは神聖な木とされ、玄関先によく植えられるほか、フラの衣装やレイ、髪飾り、また料理の素材などとしても用いられる。(日本における「幸福の木(ドラセナ属のDracaena fragrans 'Massangeana')」はこれが誤認されて定着したものである)
  • コルディリネ・ストリクター C. stricta
これも観葉植物としてよく栽培される。アオドラセナといわれることがある。
和名はニオイシュロランと呼ばれ、比較的耐寒性があるので庭木としても栽培される。日本国内においてはC. australis 'Red Star'が広く出回っている。
 
C. stricta
(コルディリネ・ストリクター、アオドラセナ)