ソユーズ (ロシア語: СоюзGRAU index 11A511) はソビエト連邦の使い捨て型打ち上げ機OKB-1が開発し、サマーラ第一国家航空工場が生産していた。ソユーズ計画においてソユーズの打ち上げに使われ、最初の飛行は無人のソユーズの打ち上げで、その後19回にわたって有人打ち上げを行った[1]

ソユーズ 11A511
発射台に立つソユーズロケット(画像はソユーズU)。バイコヌール宇宙基地
発射台に立つソユーズロケット(画像はソユーズU)。バイコヌール宇宙基地
機能 打ち上げ機
製造 OKB-1
開発国 ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦
大きさ
全高 45.6 m
直径 10.3 m
質量 308000 kg
段数 3
積載量
LEOへの
ペイロード
6450 kg
関連するロケット
シリーズ R-7
派生型 ソユーズU
ソユーズU2
ソユーズFG
ソユーズ2
打ち上げ実績
状態 退役
射場 バイコヌール1/531/6
総打ち上げ回数 30
成功 28
失敗 2
初打ち上げ 1966年11月28日
最終打ち上げ 1975年5月24日
特筆すべきペイロード ソユーズ

第1段に4機のRD-107、第2段にRD-108を利用しており、第3段にはRD-0110が利用されている。

ソユーズの初飛行は1966年であり、ボスホートの派生として開発されたが、新型・向上型のロケットを1段と2段に導入しており、これは旧型の種類に置き換えられ、すべてのR-7系統のロケットの標準となった[2]。中央の2段と周りの4機のロケットからなるが、ロシアでは周りの4機を第1段と数えており3段構成とする。

1975年に失敗におわったソユーズ18aの打ち上げは11A511の最後の有人飛行となり、これはアポロ・ソユーズテスト計画の前に起こったために、アメリカはソ連にこの失敗の詳細を求めた。ソ連側はソユーズ19は11A511Uで新型のブースターを使っており、ソユーズ18aの故障は関係していないと回答した。

ソユーズロケットは発射場近くのMIKビルで水平の状態で組み立てられ、運搬された後発射台で起こされる。

ギャラリー 編集

脚注 編集

  1. ^ Wade, Mark. “Soyuz”. Encyclopedia Astronautica. 2010年1月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年4月16日閲覧。
  2. ^ "Soyuz" - series launch vehicles”. Samara Space Centre. 2007年6月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年12月11日閲覧。

外部リンク 編集