タチアナ・ガメラ=シュミルコ
タチャーナ・ハメラ=シュミルコ(Тетяна Гамера-Шмирко, Tetyana Hamera-Shmyrko, 1983年6月1日 - )はウクライナの女子陸上競技選手。専門は長距離走・マラソン。ウクライナ代表としてロンドンオリンピック・女子マラソン5位入賞の成績を残した[1]。日本のマスコミの見出しでは、「ガメラ」の略称が使われることが多い[注釈 1][3]。ウクライナ語ではハメラが正しい読み方であり、英語では、Hameraの綴りで書かれる。
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大阪国際女子マラソン(2015年1月) | ||||
選手情報 | ||||
フルネーム | Тетяна Гамера-Шмирко | |||
ラテン文字 | Tetyana Hamera-Shmyrko | |||
国籍 | ウクライナ | |||
競技 | 陸上競技 | |||
種目 | 長距離走・マラソン | |||
生年月日 | 1983年6月1日(41歳) | |||
生誕地 | テルノーピリ州 | |||
身長 | 170cm | |||
体重 | 51kg | |||
自己ベスト | ||||
10000m |
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ハーフマラソン |
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25km |
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30km |
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マラソン |
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編集 |
家族に外科医の夫と娘がいる[4]。
経歴
編集テルノーピリ州出身。タチアナは中距離走の選手として陸上競技のキャリアをスタートし、2009年以降長距離走の大会に出場するようになった。2010年のウクライナ選手権5000mに出場して16分16秒55の記録で4位に入り、ポーランド・コシチャンで行われるコシチャンハーフマラソンで3位に入った[5]。2011年、クラクフで行われるクラコヴィアマラソンに出場してマラソンデビューを果たし、2時間28分14秒の記録で優勝を飾った。同年8月、ウクライナ代表として世界選手権・女子マラソンに出場し15位となった[6]。
2012年1月、タチアナは大阪国際女子マラソンでウクライナ新記録[7]となる2時間24分46秒を記録して、重友梨佐に次ぐ2位に入った[8]。大阪ではラスト2.195kmを7分06秒で走っている[9]。この年、ワールズベスト10K(ロード10km)で33分25秒、プラハハーフマラソンで1時間12分15秒、プリフォンテーンクラシック・10000mで32分50秒13の自己ベストをマークした[5]。8月にはウクライナ代表としてロンドンオリンピック・女子マラソンに出場を果たし、2時間24分32秒の記録で5位入賞の成績を残した[10]。
2013年1月、2年連続で出場した大阪国際女子マラソンは中盤から独走態勢に入った福士加代子を追い上げて残り1km付近で逆転、2時間23分58秒の記録で優勝を飾った[9]。2014年、2015年の大阪国際女子マラソンにも出場し、3年連続での優勝を果たした。
ところが2015年9月、ウクライナ陸連はタチアナに対し、血液データを蓄積して変化を調べる「生体パスポート」の検査で異常値を示した為に、ドーピング違反と裁定。翌2016年開催のリオデジャネイロオリンピックを含めて、2019年9月まで4年間公式試合への出場停止処分を科した。これにより、2012年ロンドン五輪5位入賞や大阪国際女子マラソン3連覇など、過去の記録も2011年8月までさかのぼって全て抹消された[11]。
成績
編集年 | 大会 | 場所 | 順位 | 種目 | 記録 |
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脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ Tetyana Gamera-Shmyrko - Events and results. London2012. 2013年3月5日閲覧
- ^ 強いぞガメラ! 連覇達成ガメラシュミルコ 粘りの赤羽、37キロ過ぎで力尽きる.
- ^ 引退レースの赤羽2位、ガメラが連覇.
- ^ ガメラシュミルコ 一時は2位覚悟も終盤で実力発揮 産経WEST(2013-01-27). 2016年2月1日閲覧
- ^ a b Tetyana Hamera-Shmyrko. Tilastopaja. 2013年3月5日閲覧
- ^ Tetyana Gamera-Shmyrko Archived 2012年8月9日, at the Wayback Machine.. World Marathon Majors. 2013年3月5日閲覧
- ^ ウクライナ記録はタチアナが2012年8月にロンドンオリンピックで2時間24分32秒に更新した後、Olena Shurkhnoによって2012年9月に更新された
- ^ Nakamura, Ken (2012-01-29). Shigetomo takes Osaka as favourite Fukushi falters. IAAF. 2013年3月5日閲覧
- ^ a b Ken Nakamura (27 January 2013). Ukraine’s Gamera-Shmyrko leaves it late to come from behind and win in Osaka. IAAF. 2013年3月5日閲覧
- ^ Turner, Chris (2012-08-05). London 2012 - Event Report - Women's Marathon. IAAF. 2013年3月5日閲覧
- ^ ガメラ、大阪国際女子マラソン3連覇など抹消へ ドーピング違反で4年間出場停止 産経WEST(2015-11-25). 2016年2月1日閲覧
外部リンク
編集- タチアナ・ガメラ=シュミルコ - ワールドアスレティックスのプロフィール
- タチアナ・ガメラ=シュミルコ - Olympedia
- 選手情報 招待選手 - 第34回大阪国際女子マラソン