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ダサいとは、「恰好悪い」「野暮ったい」「垢抜けない」などといった意味を持つ俗語若者語である[1]

「ダサい」の類義語としては「いも」「いも臭い」「いもっぽい」「ださださ」「へこい」「へぼい」「ポテトチック」などが、対義語として「ナウい」という言葉があったが、1980年代後半に入るとこれらの言葉の多くは死語となった[2]

概要編集

1970年代前半から関東地方の若者の間で広まり[1]1980年代にタレントのタモリ埼玉県民を嘲笑する意味で「ダサい」と「埼玉」を掛け合わせた「ダ埼玉」という造語を生み出して流行させた[3][2]

こうした言葉が関東地方で広まった背景には、人々が持つ「見栄っ張り」の要素がある[4]。周囲と同調する傾向の強い関東地方の人々は[4]東京から配信される「都会的」「洗練された」とされる情報に追随し、そうした価値観を反映した人間像を演じることで、都会から配信される文化を自分たちが支えているのだと認識していた[4]。一方でこうした人々は、他者から「ダサい」と評されることを嫌う[4]代わりに、埼玉県や千葉県出身者を嘲笑の対象と見なし[4]、彼らを否定的に捉えることで自らの存在意義を確認していたという[4]

語源編集

語源については、太宰治の生き様を揶揄したもの、という説のほか、田舎という単語を「だしゃ」と読み、形容詞化して「だしゃい」と読んだものが転じて「ダサい」となったとする説[3][2]東京都民が埼玉県民を「だって埼玉だから」と蔑視した言葉が簡略化されて「ダサい」になったとする説[5][6]1978年版『現代用語の基礎知識』では暴走族起源の言葉とする説を採用しているが、定かではない[1]

脚注編集

  1. ^ a b c 米川明彦『日本俗語大辞典』東京堂出版、2003年、340頁。ISBN 978-4490106381
  2. ^ a b c ダサい(ださい)”. 日本語俗語辞書. 2012年7月20日閲覧。
  3. ^ a b ダサい”. 語源由来辞典. 2012年7月20日閲覧。
  4. ^ a b c d e f 日本博学倶楽部『徹底比較!関東人と関西人: 性格から衣食住の好みまで』PHP研究所、2005年、65-67頁。ISBN 978-4569663739
  5. ^ 武光誠『県民性の日本地図』文藝春秋、2001年。ISBN 4-16-660166-0
  6. ^ 仮にこの説が正しいとすれば、「ダサい」と「埼玉」を組みあわせた「ダ埼玉」という言葉遊びは再帰的な構造になっていることになる。