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ダルサラーム級哨戒艦英語: Darussalam-class offshore patrol vessel)は、ブルネイ海軍英語版が運用する哨戒艦(OPV)の艦級。

ダルサラーム級哨戒艦
RAN-IFR 2013 D2 140.JPG
基本情報
艦種 哨戒艦(OPV)
運用者  ブルネイ海軍
就役期間 2011年 - 現在
前級 ワスパダ級ミサイル艇英語版
次級 (最新)
要目
排水量 1,625トン
全長 80 メートル (260 ft)
最大幅 13メートル (43 ft)
吃水 3.3メートル (11 ft)
機関方式MTU 12V1163 TB93
 ディーゼルエンジン×2基
スクリュープロペラ×2軸
出力 11,560 bhp
速力 22 ノット (41 km/h)
航続距離 7,500海里 (12kt巡航時)
乗員 58名+便乗者50名
兵装ボフォースMk.3 57mm単装速射砲×1基
エグゾセMM40 Blk.3 SSM×4発
レーダー ・スキャンター4100 対空対水上捜索用
STING-EO Mk.2 射撃指揮用
古野電気製 航法用
電子戦
対抗手段
・ITT ES-3701 電波探知装置
・DL-6T デコイ発射機
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来歴編集

1998年ブルネイイギリスBAEシステムズ社に対し、フリゲート3隻を発注した。これはF-2000型の設計にもとづいており、ナコダ・ラガム級英語版として同国海軍に就役する予定であった。艦は2005年に竣工したものの、政府は受け取りを拒否した。原因は公表されなかったが、結局、これらの艦はインドネシア海軍に売却されることになった[1][2]。一方、ブルネイ海軍は、依然として従来の哨戒艇高速戦闘艇よりも大型の戦力を求めており、これに応じて建造されたのが本級である[3]

設計編集

船型としては長船首楼型を採用している。ただし船楼甲板の後方に連続して、01甲板は艦尾まで延長されており、この部分はヘリコプター甲板として確保されている。またその下方には、搭載艇のためのスリップウェイが設けられた。主機関はV型12気筒MTU 12V1163 TB93ディーゼルエンジン2基によってそれぞれ両舷の軸機を駆動する方式とされた[3]

主センサーとしては、前檣頂部にテルマ社のスキャンター4100が搭載された。これはXバンド2次元レーダーであり、距離90 nmi (170 km)、高度35,000 ft (11,000 m)の探知性能を備えている[4]。また、光学/赤外線捜索追尾システムとして、カール・ツァイス社のMEOS II(maritime electro-optical system)も搭載される[3]

 
艦尾の搭載艇用スリップウェイ

配備編集

建造はドイツブレーメン市のリュールセン英語版社によって行われたが、これはナコダ・ラガム級の転売先でもあった。2010年7月より海上公試に入り、2011年より就役した[3]

同型艦一覧
# 艦名 就役
P 06 ダルサラーム
KDB Darussalam
2011年5月
P 07 ダルエーサン
KDB Darulehsan
P 08 ダルアマン
KDB Darulaman
2011年12月
P 08 ダルタクワ
KDB Daruttaqwa
2014年9月

参考文献編集

  1. ^ Purchase Confirmed, Navy Waits for Three New Ships” (2013年12月11日). 2015年1月1日閲覧。
  2. ^ Nakhoda Ragam Corvettes Being Prepared for Indonesian Navy” (2014年1月29日). 2015年1月1日閲覧。
  3. ^ a b c d Eric Wertheim (2013). The Naval Institute Guide to Combat Fleets of the World, 16th Edition. Naval Institute Press. pp. 67-68. ISBN 978-1591149545. 
  4. ^ Terma. “SCANTER 4100 - Naval Air & Surface surveillance 2D radar (PDF)” (英語). 2015年1月1日閲覧。