ディープブルー・海底神話

日本のゲームタイトル

ディープブルー・海底神話』は1989年にパック・イン・ビデオより発売されたPCエンジン用横スクロールシューティングゲーム

ディープブルー・海底神話
ジャンル 横スクロールシューティング
対応機種 PCエンジン
開発元 パック・イン・ビデオ
発売元 パック・イン・ビデオ
人数 1人
メディア 2メガビットHuCARD[1]
発売日 日本 198903311989年3月31日
アメリカ合衆国 1990年
その他 型式:日本 PV1002
アメリカ合衆国 TGX020012
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概要 編集

魚の形をした潜水艦を操作し3種のパワーアップアイテムを取りながら海生物を倒していく。全4面で構成され4面ボスを倒すと難易度の上昇した1面から再スタートとなる。3種(気泡弾・発泡弾・閃光弾)のショットはそれぞれ3段階までパワーアップするがダメージを受けると最低段階にまでランクダウンする。

自機はダメージ制となっており、ダメージが蓄積されるにつれ機体の目の色が青→緑→黄→赤と変わっていき、赤の状態で何度かダメージを受けると自機が破壊されゲームオーバーとなる。なお自機の受けたダメージはアイテムによる回復の他、一定時間弾を撃たずにいると(その間自機を動かしてもよい)回復する。

ゲーム内に登場する敵キャラはすべて水中生物となっているが、ダライアスのようにメカナイズされたものではなく生き物であるため、通常のシューティングゲームのように敵弾を撃ってくることは無く、体当たりのみを攻撃手段としている。ボス敵も例外ではなく体当たりの他、弾の代わりに雑魚敵を吐いて攻撃してくるものもいる。

評価 編集

評価
レビュー結果
媒体結果
エレクトロニック・ゲーミング・マンスリー15/40点[2]
ファミ通19/40点[3]
マル勝PCエンジン20/40点
The Games Machine58/100点[2]
Aktueller Software Markt6.2/12点
  • 最初の面から大量の雑魚敵が高速で自機めがけて突進してくる、ボスに1度接触しただけでゲームオーバーとなるなど難易度は非常に高いものとなっている。当時のゲーム雑誌ライターの批評[4]やレビュー[5]でも「グラフィック・サウンドはいいが難易度が高すぎる」という意見が聞かれ、4面終盤のウニが高速で落下する場面は「安地をしらないとダメージ無しでは突破できない」[6]と評された。
  • ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では4・6・6・3の合計19点(満40点)[7][3]、レビュアーの意見としては、「どーにもならないムチャクチャな難易度設定が、このゲームを壊しちゃってる」などと評されている[7]

脚注 編集

  1. ^ 「10月号特別付録 PCエンジンオールカタログ'93」『PC Engine FAN』第6巻第10号、徳間書店、1993年10月1日、84頁。 
  2. ^ a b Deep Blue for TurboGrafx-16 (1989) - Moby Games”. Blue Flame Labs. 2018年4月21日閲覧。
  3. ^ a b ディープ・ブルー 海底神話 まとめ [PCエンジン]/ ファミ通.com”. KADOKAWA CORPORATION. 2015年7月11日閲覧。
  4. ^ 「絵は綺麗なんだけどとにかく難しい、そんなに先に進ませたくないのか?」・1989年3月30日発行ファミコン通信
  5. ^ 「美しいグラフィックとムチャクチャな難易度」・ファミコン通信ゲームカタログ1991
  6. ^ 「知らないと誰も進めないんじゃないかな?」大竹まことのただいま!PCランド渡辺浩弐コメント
  7. ^ a b ファミコン通信』、アスキー、1989年4月14日。 

外部リンク 編集