デイヴィッド・L・ハフ(David L. Huff、1931年4月30日 - 2014年8月15日)は、ハフモデルの提唱で知られた、アメリカ合衆国地理学者[1]

生い立ち 編集

テネシー州マクミンビル英語版に生まれ、オレゴン州レイクオスウィーゴで育つ[1]。若い頃には軍務を含む様々な職業を経験し、大学は5大学を転々としたという[1]

研究者を目指したのは、計量地理学が興りつつあった時期に、シアトルワシントン大学の大学院に学んだことが契機であった[1]1957年にはMBA1960年にはPhDをワシントン大学から取得した[2]

経歴 編集

カリフォルニア大学ロサンゼルス校で研究職に就くと、1963年ハフモデルを提唱して高く評価され、1964年には助教授に昇任した[1]

その後、フルブライト奨学金を獲得してフランスエクス=マルセイユ大学の講師となり、さらに、カンザス大学へ移って地域研究センター長 (Director of the Center for Regional Studies) となった[1][2]

テキサス大学オースティン校の招聘を受けて赴任し、引退するまで在籍し、後には名誉教授となった[2]。また、テキサス州サンサバ郡牧場を購入し、その経営にあたった[1]

1988年には、アメリカ地理学会からジェームズ・R・アンダーソン応用地理学メダル (the James R. Anderson Medal in Applied Geography) を授与された[2]。また、1998年には、全米地理教育協議会英語版から、優秀指導者賞 (the Distinguished Mentor Award) を授与された[2]

脚注 編集

  1. ^ a b c d e f g David HUFF Obituary”. Austin American-Statesman. Legacy.com. 2023年6月19日閲覧。
  2. ^ a b c d e Professor Emeritus David L. Huff Leaves Lasting Legacy”. The University of Texas at Austin (2014年9月10日). 2023年6月19日閲覧。

外部リンク 編集