トゲモミジガイ(棘紅葉貝、Astropecten polyacanthus) は、ヒトデ綱モミジガイ科のヒトデで、輻長約7cm~10cm、褐色黒色。「カイ」と名付けられているが、ヒトデの仲間である[1]

トゲモミジガイ
分類
: 動物界 Animalia
: 棘皮動物門 Echinodermata
: ヒトデ綱 Asteroidea
: モミジガイ目 Paxillosida
: モミジガイ科 Astropectinidae
: モミジガイ属 Astropecten
: トゲモミジガイ A. polyacanthus
Müller and Troschel, 1842
学名
Astropecten polyacanthus
和名
トゲモミジガイ
英名
comb star

生態

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日本では中部(房総半島相模湾)以南のごく浅い砂浜干潟、潮下帯などに広く生息する[要出典]インド洋、西太平洋などにも分布する[要出典]。通常はの中に棲み、夜明け夕方などの薄暗い時間帯に活動する[1]。見かけからは想像しにくいが、水中での移動速度はかなり速く、先端に吸盤を持たない管足で砂を蹴るようにして歩く[2]

形態・特徴

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反口側(背側)と口側の双方に多くのを持ち、通常反口側は暗褐色で、口側は黄土色。個体により色と形に大きな差がある。よく似た種にモミジガイがあるが、モミジガイには反口側の棘がない。

体内にはフグ毒と同じテトロドトキシンを含有しており[2]、食べると中毒を起こすため注意が必要である。また表皮にヒトデヤドリニナが寄生することが多い。

脚注

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  1. ^ a b トゲモミジガイ|水俣学研究センター”. 水俣学研究センター. 熊本学園大学 水俣学研究センター. 2022年12月10日閲覧。
  2. ^ a b トゲモミジガイ|舞鶴市民新聞” (japanese). 舞鶴市民新聞 (2022年2月14日). 2022年12月10日閲覧。

関連項目

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